私の名は旭。
かつては太平洋の空で戦う平凡な戦闘機乗りであり、
鬼畜米兵と戦い続ける大日本帝国の運命を背負うパイロットであった。
だが、あの夜、旭戦のコックピットから目撃したあの衝撃の光景が
ボクの運命を大きく変えてしまった。
旭戦でB-29に奇襲したその翌日から世界は
まるで開き直ったかの如くその装いを変えてしまったのだ。
いつもと同じ司令部、いつもと同じ顔ぶれ、いつもと同じ戦闘機・・・。だが何かが違う。
基地からは行き来する整備員の影が消え、エンジンの音も途絶え、
あわただしく食事をする新兵の姿も無い・・・。
この町に、いや、この世界に我々だけを残し、
あの懐かしい人々は突然その姿を消してしまったのだ。
数日を経ずして荒廃という名の時が駆け抜けていった。
かくも静かな、かくもあっけない終末をいったい誰が予想したであろうか?
人類が過去数千年にわたり営々として築き上げてきた文明と共に西暦は終った。
ネタ切れだから、これで勘弁してほしいのだ><