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授業が始まり、先生の声がBGMのように教室を流れ始めました。
とにかく、教科書とノートを出さなきゃ…。
ぶるぶるぶるぶる…
由佳里「ふっ…くぅ…」
細く短く息を吐きながら、理性をじわじわと弱らせていく快感をどうにか外へと逃がします。
あれ、何の授業だっけ…。
隣の机を覗き、今は英語の授業中だということが分かりました。
由佳里「ずぅ〜…はぁ〜…」
深く長く深呼吸をしてぼーっ、とする頭に酸素を送り込みます。
何とか教科書とノートと筆記用具を机の上に用意しました。
どのページを開けばいいのかと考えている最中も、
蓄積された快感が喘ぎとなって外へ出ようと口をこじ開けてきます。