処女はお姉さまに恋してるSSスレ 第10話

1 :名無しさん@初回限定 :2006/08/22(火) 01:44:31 ID:be9ICXWB0

ここは「処女はお姉さまに恋してる」のSSスレです。
優雅に礼節をもって進行していきましょう。
sage進行で。

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Q&Aテンプレは>>3-4

75 :test :2006/09/10(日) 03:24:47 ID:orhAHx3P0

ブランク開き過ぎで調子戻らないけどとりあえず上げてみるtest


紅い耳(パイロット版)焼肉の旋律

 『第七十二代エルダーシスターの瑞穂お姉さま』
 『頼もしくてちょっと意地悪まりやお姉さま』
 『幽霊少女の一子ちゃん』
 『小学生みたいな奨学生の奏ちゃん』
 『狼少女の由佳里ちゃん』たち5人の乙女
 男の人は近寄れない聖應女学院高等部の寮に住むことになって3ヶ月
 不慣れな生活のせいで、瑞穂お姉さまが職員室で恥ずかしそうに生理と言って笑われちゃったり、
まりやお姉さまが朝早くから暴れちゃったり、一子ちゃんが昇天しちゃいそうになっちゃったり、
奏ちゃんが何も無いところで転んじゃったり、由佳里ちゃんが学校のトイレで一人エッチをしちゃったりと、
ドタバタ大変だったのが前回までのお話
 さて、今回のお話は...?

 踊りだしたい気分で廊下を歩いていると、後ろから奏ちゃんの気配
「奏ちゃん」
 振り返ると思ったより遠かったみたい、ぺたぺたこちらに走ってくる。あ、こけそうになった。でも大丈夫
「由佳里ちゃんも帰るところなのですか?」
 そういってから可愛く小首を傾げる
「頭のピンクのお耳はアクセサリーなのですか?」
 !? あたしは慌てて頭を両手で隠しながらトイレ目指して走り出した。運よくシスターに見咎められずに
トイレの個室に入れて、深呼吸。耳と尻尾を戻してから、さっきの場所に戻る
 奏ちゃんは待っていてくれたみたい
「由佳里ちゃんどうしたのですか〜?」
 不思議そうに訊かれても本当の事は話せない

76 :test :2006/09/10(日) 03:26:10 ID:orhAHx3P0

 皆には秘密なんだけど、あたしは満月が近づくと狼になってしまう特異体質。新月の時でも油断すると
耳の形が変わっていたり、尻尾を振ってたりしちゃう。今の気分が正にそれ
 秘かに心配だった成績は中ぐらい。明日から夏休み。お嬢様学校だからか宿題も思った程無い。抑えてい
た心算だったんだけど失敗してたみたい

「あれは、その、間違って着けっぱなしになってた…… その… アクセサリーっていうか、コスプレって言うのかな〜」
 そんな言い訳に、奏ちゃんは納得してくれたみたい
「とっても似合ってたのですピンクのお耳。可愛いと思うのですよ」
「いや、校舎内だとその… まずいから……」
 何とか話を変えないと……
「そうだ、奏ちゃん成績の見せあいっこしない?」
「えっ、でも奏は……」
 奏ちゃんはもじもじ恥ずかしそうにするけど
「いいからいいから」
 そう言うと成績表を見せてくれたんだけど
「すごい!」
 その一言。主要科目は全て最高で、其れより劣る評価は僅か。此の選択教養とか体育とか抜かせばパーフェクトだ
「天才小学生!?」
 思わずそう言っちゃった
「奏は天才でも小学生でもないのですよ〜」
 そう言って奏ちゃんは恥ずかしそうにしてるけど、比べてみるとあたしの方が恥ずかしい成績
「由佳里ちゃんも悪くない成績なのですのよ〜」
 奏ちゃんはそう言ってくれるし
「うん、大丈夫な成績じゃない」
 覗き込んだまりやお姉さまもそう…… ?
「まりやお姉さま何故此処に!?」
 突然出てきたまりやお姉さまは、驚く私にニヤリと笑う
「いや、昇降口で騒いでたら目立つし……」
 いつの間にか、そんな所まで来てたみたい

77 :test :2006/09/10(日) 03:26:56 ID:orhAHx3P0

「でも、由佳里には謝らないといけないわね」
 そう言ってくれる
「そんな…謝らなくてもいいです。成績表を見られちゃった位で…そんな……」
「由佳里はちょっと勉強出来ないお子さんかと思ってた」
 ぐっ、あっさりそんな事云われても言い返せない
「さて、奏ちゃんは… っ!?」
 成績表を自然な動作で取り上げて、絶句するまりやお姉さま。後ずさる
「眩しい、この成績表は私には眩しすぎる」
 そう云って素直に奏ちゃんに成績表を返した。まりやお姉さまはどんな成績なのかな?
 疑問に思ったけど、なんとなく追求するのはやめた
 数秒で立ち直ってまりやお姉さま
「ここは上級生から何かご褒美を上げようか。そうだ、二人とも午後は予定無い?」
 私は帰省用に明日の早い時間の新幹線の切符を送って貰ったし、奏ちゃんも肯いた
「じゃあ、瑞穂ちゃんも誘って皆でお昼食べに行こうか。お弁当頼んでないから大丈夫だよね。二人とも何食べたい?」
 寮へ向かう道々で聞かれる。私は、ええと……
「ハンバ…」
「はい却下。由佳里あんたハンバーグハンバーグって、ハンバーグラーになっちゃうの!?」
 ハンバーグラー?
 奏ちゃんにも解からなかったみたい
「ハンバーグラーってなんなのでしょう?」
 まりやお姉さまはキッパリ答える
「歴史上のとっても悪い人よ」
 なんだか、また騙されてるような気がします
「そうね、適当なホテルのランチバンキングに行くか、食べ放題なら焼肉とかも…」
「焼肉大賛成です」
 あたしがそういうと、お姉さまは呆れた様に口ごもる
「いや、ハンバーグとそんな変わらないから」
 でも、奏ちゃんも賛成みたい
「奏は焼肉って食べに行った事が無いのですよ〜」
「うーん、そんじゃ瑞穂ちゃんもお肉嫌いじゃないし焼肉でいいか」

78 :test :2006/09/10(日) 03:40:11 ID:orhAHx3P0

 寮では瑞穂お姉さまが食堂で一子ちゃんとお話ししてました。先に寮に戻られてたみたいです
「あれ、皆一緒だったんだ」
「うん、それで瑞穂ちゃんの奢りでお昼は焼肉行く事になったから」
 まりやお姉さまが急に話を切り出します
「えっ!?」
「あれ、何か予定入ってた?」
「いや、何も無いけど…ずいぶん急だよね」
 まりやお姉さまが私たちの頭に手を置きます
「瑞穂ちゃんは、姉として一学期慣れない学園生活を乗り切った妹たちに何かしてやりたいって気持ちにはならないかな?」
「はいはい、二人で一緒に奏ちゃん達に御馳走しましょう」
「ありゃ、やっぱダメか」
 一子ちゃんだけは残念だけどお留守番で、私たちは私服に着替えて寮を出ました
 まりや姉さまお勧めのお店は電車ですぐだそうです
「しかし、瑞穂ちゃん。君は何でシャツにデニムのパンツなんて華やかさに欠けるカッコかな」
 駅を出た所で、まりやお姉さまがそんなこと言い出します
「焼肉を食べるのに臭いがついてもいいような服を選ぶのは普通だから」
「で、でもそういう服もカッコ良くて素敵です」
 確かに、男の人とあまり変わらない格好ですけど、瑞穂お姉さまだと素敵な感じになるんです
「そうです、ボーイッシュなのですよ〜」
 奏ちゃんもそう云います
「あ、ありがとう二人とも」
 あれ?
 瑞穂お姉さまは何だか複雑な顔をされてます。きっと奥ゆかしく照れてるんですね。素敵な方なのにそれを……
 あれ、まりやお姉さまが立ち止まりました
「はいはい皆、注目。お店だから」
 そう云って指差したのは……

79 :test :2006/09/10(日) 03:42:13 ID:orhAHx3P0

「スーパーなのですか?」
 奏ちゃんが云うように、コンビニかスーパーマーケットのようなお店
「ううん、ああ見えて、お肉屋さんなのよ。卸だけじゃなくてお店もレストランもやってるから」
「では、あそこでコロッケとか売っているのですね」
 何だか嬉しそうに奏ちゃんが聞きます
「業務用のおっきい袋ならね」
 そうだ!
「あの、それなら噂の松坂牛というのも、もしかして……」
「あるだろうけど、とりあえず今日は焼肉だから行くわよ?」
 そんな感じで、にぎやかにお店に入りました。もう夏休みだから
なのか、お店の中も賑やかです
「少し混んでるわね。ちょっと待ってて」
 まりやお姉さまがお店に入ります
「あの、予約した者ですが」
 まりやお姉さま、前から予約してたんだ。耳を澄ますとかぶらという名前が聞こえた。他の人の名前で予約したのかな?
「おまたせ、席は奥の方だって。予約は瑞穂ちゃんでしたから支払いもカードで立て替えといてね」
「いや、最初からカード持って来てないから」
「そうなんだ、まっ、いーかー。テーブルに行こう」
 テーブルについてから、まりやお姉さまが説明します
「ここはセルフサービスだから、あそこにあるお肉や料理をとってね。沢山とってもいいけど残すのはダメだから、時間は一時間半ね」
 そう云ってから自分も時計を見ます。それから思い出したように「ああ、あと皆未成年だよね」
 聞かれて奏ちゃんが答えます
「はい、年齢は書けませんけど未成年者です」
「ジュースと間違えてお酒飲んで、変な落ちのSSにしちゃダメよ」
 ?
「あの、奏ちゃん。年齢を書けないとか落ちとかって?」

80 :test :2006/09/10(日) 03:45:14 ID:orhAHx3P0

 隣の奏ちゃんに聞いてみたんだけど…
「このSSはPCの方のSSなのです。なので、私達は女子校生じゃないといけないのですよ〜」
 どういう意味?
 まりやお姉さまが、先に立ちます
「さ、ごちゃごちゃ云って無いで、お肉取りに行くよ」
 私達はまとまって移動しました
「へー、カレーがあるよ、お寿司まで」
「イチゴのショートケーキなのです!」
「あんたら好き嫌い云ってないで肉食え肉」
 あたしは冷蔵のケースにきれい並んでいるお肉に目を奪われました。トングに取り皿に割り箸があって。すぐに取れるようになってるみたい
「由加里、お肉美味しい?」
 まりやお姉さまに聞かれて、頷きました
「そうなの、お肉の焼き方ってあるよね?」
 ?
「はい、ミディアムレアとか……」
 まりやお姉さまは首を振ります
「いや、焼く前の肉はレアですらなく生肉だから。そしてここは焼肉する所だからさぁ」
 あれ? でも……
「これお肉に味が付いているんですよ」
「いいから、焼肉なんだから、ここで食べないで焼いてから食べなさい」
 ああ、そうか。今のあたし、顔が真っ赤になってるかも
「ごめんなさい、あたし何か恥ずかしい勘違い…」
「いいけど、お腹壊さないでね」
 そんなこんなで、お肉とかお野菜とか取って、みんなでテーブルに戻って乾杯です。オレンジジュースだけど
 そして、まりやお姉さまは早速お肉を焼きます
「肉とか野菜とかジャンジャン焼いてね、キムチ以外は全部焼いて」
 ケーキにフォークを伸ばしかけていた奏ちゃんは動きを止めます
「まさか、ケーキもなのですか!?」

81 :test :2006/09/10(日) 04:01:48 ID:orhAHx3P0

「いやそれは無いから。由佳里まだ早い、待て」
 まりやお姉さまに云われて、あたしも箸を置きます。少し待つとお肉の焼ける良い香り、肉汁が浮かんで来た所で
まりやお姉さまが肉をひっくり返してすぐに私の小皿に乗っけもらいました
「これがミディアムぐらいかな」
 中がまだ柔かくて、ジューシィーで
「おいしいです!」
 まりやお姉さまは笑います
「そりゃ生と比べればねぇ」
 生でもおいしいんだけどなぁ
 一方、瑞穂お姉さまと奏ちゃんはお野菜を焼いています
「キノコばっかいじってない特に瑞穂ちゃん」
「それはどういう……」
「はい、二人とも食べた食べた」
 まりやお姉さまが焼きあがったお肉を二人の小皿に分けます
「まりやお姉さま鍋奉行さまですの〜」
「キャンプで張り切るお父さんみたいだけどね」
 そう云われて、お肉をもう一つ取って
「瑞穂ちゃん、変なこと云ってると直接熱々を口の中に入れるわよ。
って由佳里はペース早いわね」
 そのまま、お肉をお皿に置いてくれます

82 :test :2006/09/10(日) 04:02:31 ID:orhAHx3P0

「お肉の焼ける匂いって何だか幸せな気分になりますよね〜」
「イチゴのアイスクリームさんもあったのですよ〜」
 そんな感じで時間はあっという間に過ぎました
「そろそろ時間だね」
 瑞穂お姉さま、スタイル良いのに男の子みたいに沢山食べてました。食べたほうがスタイル良くなるのかな
「沢山食べたのですよ〜」
 奏ちゃんはそういうけど
「奏ちゃんそんなに食べてなかったじゃない」
「由佳里は沢山食べてたわね」
 まりやお姉さまにそんなこと云われちゃった
「えへへ」
 お店を出てから二人のお姉さまにお礼を云います
「食べ放題でご機嫌取れるなら安いよね。そんじゃ私は親にお土産買って、直接家へ帰るから」
 そう云って、まりやお姉さま行っちゃいました
「私達も帰りましょうか」
「はい」
 私達もお店を出ます
「それから、由佳里ちゃん」
「はい?」
「服とか臭いが付いてると思うから、頭の可愛いアクセサリーも、ファブリーズとかしといた方がいいと思うわよ」
 頭の…… ?

83 :test :2006/09/10(日) 04:04:37 ID:orhAHx3P0

 頭の上に手を伸ばすとそこには大きな耳。もしかして、ずっと、この耳だったの!?
 驚いた私に誤解したのか、瑞穂お姉さまに臭いは取れるからと慰められてしまいました

 そして三人で寮に戻りました。晩御飯は寮母さんに頼んで軽いサンドイッチにしてもらっちゃいました

 きょうはそんな楽しい一日でした

 瑞穂お姉さまはそれからすぐに帰られました。私も明日はそちらへ戻ります

 それではまた、おたよりします

 お義姉さんへ ゆかり



終了

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