SS投稿スレッド@エロネギ板 #12

397 :ある日のクリストたち :2007/08/14(火) 00:46:20 ID:h30uYvB20

ルゥが飛び寄って手をかざすと、例によって上部に穴が開き、乗員のクリスト――ポゥが、顔を赤くしながら浮かび上がってきた。
量が多く、いかにも柔らかそうな緑色の長い髪。ルゥと同じようなデザインの、水着とも見える服装は、ルゥより胸サイズが少し大きいこともあってよりえろっちく見える。
おへその穴の形までしっかり分かるほどに体にフィット。小麦色のきれいな肌が、二の腕太ももわき腹とあちらこちらに覗いている。
やはり胸の中心には、緑に輝く宝石が1つ乗っている。

「望さん、希美さん、信助さん、美里さん、皆さんありがとうございました。助かっちゃいました」
4人の顔の高さまで浮き上がってきたポゥが空中で一礼してみせる。
いやその体勢はいろいろ危ないから。とくに鎖骨の辺りとか、胸の形もしっかり分かるから。と口に出せないのが男の性か。
望は顔をすこしそむけつつ、信助はちらりちらりと目をやりつつ、なんでそんなに羞恥心ないんだよこの娘はっ! と2人そろって内心悲鳴。
「良いよ、気にしないで」「そっそ。力仕事は俺らに任せてよ」
「望くん、みんなも、これから暇? 暇なら一緒にお茶していかない?」
ここで沙月が割って入る。どこから取り出したのやらティーカップがもう4つ、机の上にとんとんと並べられる。
ミゥはポゥの分のカップを取りに、たんすへ向かっての飛行を開始。ルゥは既に元位置に戻り、梨に手を出しかじりついている。
「あー。えっと」
「いいじゃないですか望さん。わたしもお礼したいですしー」
「えっと、特にこれから用事もないし、良いんじゃないかな? 望ちゃん」
信助美里の2人は速やかにちゃぶ台を囲んで座り込み、同じく着ちゃぶ台したポゥと、本の話題で盛り上がり始めている。
望は何か悪い予感を覚えつつ、沙月の対面に座ろうとして、ぐいと手を引っ張られて右隣に着席させられ、むっとした表情で希美、望の左隣にすっと腰を下ろす。
やっぱりいやな予感がするなぁ、と。内心小さくため息をついた。

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