【教授】 「夜空に星が輝くように」
【孝之】 「よ、夜空に星が輝くように」
【教授】 「落ちた単位は戻らない」
【孝之】 「…落ちた単位は戻らない」
(・・・えぇー!)
【教授】「たとえ一年留年しても」
【孝之】「たとえ一年留年しても…(まじかよ!」
【教授】「やる気があるならまたおいで」
【孝之】「…先生、たのむから単位くださいよぉ」
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もう一回やり直せ、か。
教授にそんなこと言われるとは思ってもみなかったな。
わざわざ電話で呼びだすぐらいだから、単位不足のことは何となく覚悟はしていたけど。
こうなるとは思わなかった。
ったく、この一年足らずの時間はなんだったんだ。
オレはなんのために、毎日学校にいったりきたりを繰り返していたんだよ。
なんのためにイヤな思いをたくさんしたり、煩わしいだけの悩み事を、
いっぱい抱えこんでいたんだ。
それは全部、こうなるためだったのかよ?
……なんなんだよ。ほんとに。