エロゲー全般のSS投稿スレです。あなたの作品をお待ちしています。
エロエロ、ギャグ、シリアス、マターリ萌え話から鬼畜陵辱まで、ジャンルは問いません。
そこの「SS書いたけど内容がエロエロだからなぁ」とお悩みのSS書きの人!
名無しさんなら安心して発表できますよ!!
【投稿ガイドライン】
1.テキストエディタ等でSSを書く。
2.書いたSSを30行程度で何分割かしてひとつずつsageで書き込む。
名前の欄にタイトルを入れておくとスマート。
なお、一回の投稿の最大行数は32行、最大バイト数2048バイトです
3.SSの書き込みが終わったら、名前の欄に作者名を書きタイトルを記入して、
自分がアップしたところをリダイレクトする。>>1-3みたいな感じ。
4.基本的にsage進行でお願いします。また、長文uzeeeeeeと言われる
恐れがあるため、ageる場合はなるべく長文を回した後お願いします。
5.スレッド容量が470KBを超えた時点で、
ただちに書き込みを中止し、次スレに移行して下さい。
保管サイトはこちら
http://yellow.ribbon.to/~savess/
過去スレ >>2-4辺り
※※注意※※
ネタバレ全開ですので未プレイの方はご了解の上お読み下さい。
夏ですね。
八月十四日:盆踊り→八月二十二日:爆撃メールと蘭様は今頃家で悶々としている時期ですね。
一方、八月十六日:いかせっこ→八月十九日:朝のサービスと妹は順調にイベントを消化中な時期であります。
えー、というわけで夏めろSSです。
いろんな意味で暴走しておりますけども、夏コミ出撃予定(出撃ちう?)の皆様、また諸事情で行けない皆様にとって一服の清涼剤となれば幸いです(^^;
作者としては、皆様が読んだ後に
( ゚д゚)ポカーン→((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
となって頂ければまあ目的達成かなと考えております。
長くなったので二回に分けて投下予定です。今日はとりあえず前編をどうぞ。
夏めろ納涼SS「よわよわお姫様:前編」
――それは夏の終わり。
まだ残暑も厳しい日曜日の午後。
とある高級住宅地の一角。
晴れた空から照りつける光を拒否するかのように、カーテンの堅く閉じられた家がある。
静かな空間には、どこかひんやりとした空気が流れている。
中の住人は、夏の暑さも気にしない。綺麗な空も気にしない。
――そこは、夏の終わるところ。
率直に言って、俺は混乱していた。
いまだに自分に何が起こっているのか、上手く把握できない。
……OK。状況を整理してみよう。
俺は広々としたベッドの上に寝かされていた。
……このベッドの感触には記憶がある。蘭のベッドだ。
身体にかけられているタオルケットも蘭のものだ。
天井の模様にも見覚えがある。
つまり、この家は蘭の家だということだ。OK。
では、俺は何故、片方ずつ足を縛られてベッドにくくりつけられているんだ?
何故、俺の両手は手首で縛られて、俺の身体の上で空しく宙を掴もうとしているんだ。
しかも、おかしいのは俺の状態だけではなく。
広々とした部屋の片隅に、小さな人影が横たわっていた。
見慣れたショートの頭と、華奢なその身体は。
「んーっ!う"ーっ!」
……何故、つぐみがこんなところにいるのか?
口はスポーツ用のテーピングで塞がれているようだ。
着ているのはいつものショーツとちんまいパンツだけ。
両手両足をテープで縛られて転がされたまま、つぐみはときたま苦しそうに身をよじる。
後手に縛られているせいで体勢が苦しいのかと思ったが、違った。
パンツの中で、ピンクローターと思しき物体が小さな膨らみを作っている。
びくり、びくりと擦りあわされる内股の中で、ういいん……ういいん……と規則的な音を立てて震動している。
……既に、蠢きの中心には小さな染みが見えた。
「んーっ!んんんんっ!うー!」
股間を見られているのに気づいたつぐみはぶんぶん首をふっていやいやをする。
見ないで、と言いたいようだが、俺は憑かれたかのように目をそらすことが出来ない。
眩暈が襲ってきそうな状況の中、俺はやっと思い出した。
――両親が旅行で居ないという事で、蘭の家にお呼ばれしていた。
で、いつもの流れでそのまま泊まることになって。当然やることはやって。
いつもより蘭が大人しくて、あまりなじられたりしなかったのであれ?とは思ったのだけど。
それでも当然の如く蘭に二回ほど中出しした後、急に眠くなって。
蘭とする前にえらく甘いジュースをもらって飲んだのだけど、そこからの記憶はやや曖昧だった。
ひょっとして、あのジュースには――と思ったその時、部屋の扉が開く。
「……おはよう、深町くん。起きたのね」
――蘭が、開いたドアの前で俺をじっと見ていた。
「おはよう……って蘭……俺に、何か飲ませた?それにこの状態――」
「そうよ。深町くんはお寝坊さんなんだから、本当に」
男物だろうか、大きめのTシャツをワンピースのように着た蘭はあっさりと俺の言葉を肯定した。
その顔を見て……唐突に寒気を覚えた。
「ふふ――よく眠れた?半日以上寝てたんだよ。あんまり退屈だったから――つぐみちゃんで遊んじゃった」
淡々、淡々と蘭は呟く。まるでテレビゲームで遊んでいた、とでも言うように無造作に。
彼女の目は、俺を見ているようで見ていない――黒く、深く、光を吸収する瞳。
「深町くんが早く起きないからだよ?悪いお兄ちゃんだよね――」
手に持っていた無線コントローラーのスイッチを「最大」にすると、つぐみの股間から響くモーター音が一気に大きく、激しくなった。
ぎゅいぎゅいいん!ぎゅいぎゅいいん!
「ぐーーーーっ!う"んんんっ!!」
ローターが暴れるたびに、たまらずつぐみは身をよじって呻く。
「おい!――やめてくれよ、蘭っ」
「……ふふ、どうしようかな……ローターには中が痒くなるローション塗ってあげてるの」
「その前、別のローターで四時間放置してたんだけどね」
「深町くんが起きるの待てなくて、おもらししちゃったの。汚かったんだから。本当だよ?」
だからおしおきで、もっと大きくて凸凹の奴に変えてあげたの、と蘭はやはり淡々と説明する。
「――でも、お兄ちゃんのち○こはめられて毎日ぐちゅぐちゅになってるんだし、これぐらい大丈夫よね?」
「っ!蘭、それは……」
「つぐみちゃん、お兄ちゃんが気分悪くなったから迎えに来て、って言ったら飛んできたのよ」
「いい子だよね?あたしも、つぐみちゃんみたいな妹が欲しかった」
「蘭……おまえ……」
「可愛いよね――お兄ちゃんが、手を出したくなるのもわかるわ――ふふっ」
蘭が笑う。その笑顔が――怖い。
「……っ!」
「深町くん、どう?つぐみちゃん見て興奮する?――ああ、それともまだ局所麻酔が残ってるのかしら?」
何かおかしい。
俺がこんな状況にもかかわらずつぐみの痴態に興奮しているのは確かだ。
だけど――なにか、下半身が鈍く麻痺しているような感覚と。
――どこか突っ張っているような感覚――麻酔?
局所麻酔なんて、どこに?
「……あたしが生理の間、セックスできなかったから我慢できなくって、つぐみちゃんを強姦しちゃったのよね?」
「――ああ、違うか。つぐみちゃんに誘われたんだっけ」
「んうーっ!んんっ!」
つぐみは聞きたくないというようにいやいやをするが、それを嘲るかように蘭はさらに俺とつぐみをなじった。
「ケダモノよね、兄妹でサカっちゃうなんて。でも、これってあたしが悪いのかしら?」
「生理のときにさせてあげれば良かったの?どうなの?深町くん」
「……そんな、こと、言われても」
自由にならない体をなんとか起こそうとした俺を蘭が制する。
「ああ、動いちゃ駄目よ。今動くと針が刺さっちゃうから」
「……?」
「深町くんのここ、今どうなってると思う?」
ばさり、と蘭はタオルケットを取去る。
「ふふ……どうかしら?良く出来てると思わない?」
――自分の目を疑った。
俺の下半身は、トランクスも何も穿いていなかった。
――麻酔か。
鈍っていた感覚のせいで、今まで気づかなかったらしい。しかも、その光景は。
……仮性包茎の俺は、勃起していないときは当然皮がちょっと余っているわけだが。
「……な、なんだよ……これ」
その皮が、魚釣りに使うような細いテグスで格子状に編まれていた。
亀頭を取り囲むように、皮には十個以上の穴が開けられ、糸が通されている。
今のところ、糸はきちきちに張られてはいない。
だけど、あくまで今は先っちょだけがかろうじて露出しているくらいだからまだ問題ないけれど。
これでは、もし――
「知りたい?」
蘭がするっ、と留め針を抜いた。一瞬、ちくりと痛みが走る。
「つっ……」
「……痛かった?ふふ――うまいこと感覚が戻ってきたみたいね」
……うまいこと、って?
「このまま、気持ちよくしてあげるから……ね?」
唐突に俺は蘭の意図を悟って、ぞっとした。
――ちょっと待ってくれ。この状態で。
蘭の白くしなやかな指がゆっくりと、俺の先端に触れる。
テグスごしに、下の敏感な部分をつつくと、ゆっくりとまだ柔らかい幹を撫で回す。
――そんな事を、されたら。
蘭の手は既に汗ばんでいて、それが潤滑剤となる。手が滑って、俺の陰茎を、袋を、亀頭を弄ぶ。
それに反応してしまう俺の先端からは、少しずつ体液が滲んでくる。
勃起して、亀頭がぱんぱんに張ってくると同時に、先端に糸がきりきりと食い込んでいく。
ゆっくりと――少しずつ、少しずつ。じくじくと、ちくりと、痛みが生まれる。
皮は引っ張られるけど、にもかかわらず怒張は突っ張っていってしまう。
「くっ……っ!あうっ……い」
「あはは……つぐみちゃん、見るといいよ……変態お兄ちゃんのおち○ちんがどうなってるか」
蘭は熱に浮かされたようにつぶやく。
「あら、大きくなっちゃうよ?興奮してる?やっぱり興奮しちゃうの?」
「めちゃくちゃに犯して精液便所にした妹さんが深町くんのせいで苦しんでるのに、あたしにいじられて興奮しちゃうんだ?」
どんどん彼女は畳み掛ける。言葉と手で、同時に俺とつぐみを嬲っていく。
「……あたしという恋人がいながら、妹にも手を出して弄んだ最低な牡の癖に……なのに妹に手を出されたら怒るの?」
「なのに、あたしの手で感じちゃうの?」
蘭の言葉がどんどん熱を帯びるにつれ、その手の動きも激しく、大きくなって俺をぐちゃぐちゃこねくりまわす。
そのたびに俺も、脳をこねくりまわされているような快感と混乱を覚える。
「それって、ずるいよ深町くん?……やっぱり深町くんって変態だよね」
だから、と蘭はうっとりしたように囁く。
「……これからは、あたしもつぐみちゃんと遊んでいいよね?」
その黒い黒い瞳は真っ直ぐに俺を見て、俺を飲み込もうとする。
「だって、あたしは深町くんのお姫様なんだよね?コイビトなんだよね?コイビトに隠し事は良くないよね?」
畳み掛けられる。そして俺は……反論も賛同も出来ない。
「いいって言ってくれたら――ここ解放してあげるよ……どうなの?」
でも、俺はだから、何も言えなくて。
蘭は何だつまらない、というような顔に変わる。
「駄目なの?ふーん……そっか。あたしよりつぐみちゃんが大事なんだ」
それは違う――と言おうとしたけれど。
いきなり睾丸をぎゅっ、と握られた。
「…………っ!!!」
俺は悶絶しそうになって声が出ない。
蘭がふん、と鼻を鳴らしてTシャツを脱ぎ捨てた。
下着は――何もつけていなかった。
「ふふ……なら、このままで――してあげるね」
「……!」
細く見えるわりに豊満な肉体を見せ付けるかのように、俺の腰の上に座り込む。
そして腰をいきなりぶつける。いきり立った俺の陰茎を、今度は自分の恥骨でこねくり回す。
「うぐっ――いっ――いいんちょっ……!」
ずりっ!じゅぶっ!ぎちぎちじゅぶじゅるっ!ぎちっ!
「ふふふ……あははっ!どう……あたしの恥骨でっ……お○んこでち○ぽの裏側こすられて勃起するの?」
ぱんっ。蘭が俺の頬を平手打ちする。叩きながら叫ぶ。
「皮がぱんぱんの中身に引っ張られてるよね?痛いよね?――痛いって言いなさいよっ!」
下半身は痛い。頬は痛くない。でも俺の心が――そして多分蘭の心も――痛い。
「痛い?痛いのよね?ふふ――あはは……っ……あううっ……」
笑っているのに、何処か泣きそうな顔で蘭は腰を前後させる。
秘裂が俺の陰茎の裏側を挟み、舐め上げてこすりあげる。
蘭も既に愛液を溢れさせていた。
自分の言葉で、俺の言葉で彼女はどんどん陶酔していく。
「――ふふっ……痛いくせに、こんなに硬くしてびくびくさせて……深町くんって、ほんとうに変態よね……」
一旦動きを止めて身体を起こした蘭は、血の滲み出した俺の陰茎をいとおしそうに眺めて。
……ゆっくりと、自分で濡れそぼつ秘裂に挿入していった。
「うぐううっ!」
……じゅば。ぎちぎちぎちぎちぎちっ!
びしょ濡れの膣に入れてるのに、俺の陰茎はもう張り裂けそうに突っ張っていて抜き差しならぬ状態だ。
送り込まれる血が全て痛みと快感を同時に増幅する。
「うふふ――痛い?苦しい?気持ちいい?」
再び蘭が畳み掛ける。
「どうなの?私の中、気持ちいいの?ぐじゅぐじゅって強制包茎ち○ぽ膣でこすられて気持ちいいの?」
ぐじゅぐじゅぐじゅっ。じゅぱっ。蘭の陰毛が愛液と血と汗で泡立ち、絡み合う。
「ああ――血が出てるよぉ――赤い……綺麗……」
俺と自分の股間から溢れる血の泡にうっとりしながら蘭は腰を動かす。
俺に恥丘をごりごりこすり付けて、少しでも俺を深く奥まで収めようとする。
「ふふふっ……深町君の処女膜が敗れたみたい。おあいこよね……あたしだってすっごく痛かったんだから……」
ぴちゃっ。ぴちゃ、ぐじゅっ、ぐじゅっ。ぐちゅっ!
どんどん腰の動きが速く大きくなる。
俺の下半身は再び麻痺していく。痛みなのか快感なのかもうわからない。
けれど何かだけが高まっていく。送り出されるのは血なのか精液なのか。
俺の中で出口を求めて荒れ狂っている。
「どうなの?ねえ――どうなのっ深町くんっ……」
「ふうっ!……硬いぃ……どんどん大きくなるよぅ……深町くんの皮、もつ……?ふふっ……あはっ!」
「いくのが先?それとも、皮がちぎれるのが先かしら?……ふあぁんっ!」
じっとしているのに耐えられなくなった俺は不自由な下半身を出来るだけ動かして下から突き上げる。
それに応じて、蘭もどんどん快感に溺れていくのが見ていてわかる。
「だめぇ……自分で動いちゃ駄目ぇ……悪い子っ……悪い子ぉ……」
でも蘭はそれを認めたくないのか、俺の乳首にぎちりと爪を立てた。
つねられる。痛みが突き刺さる。血が滲む。
だけど、いつかそれさえも快感に変わる。
俺は――蘭から逃げられない。
「そうっ!そうよっ……わたしを……もっと……突き挙げて……おしおきしてっ……」
いつの間にか蘭は俺におねだりしている。脅迫しながら哀願する。
「いう事聞かない深町くんなんてぐちゃぐちゃにしちゃうんだからっ!深町くんが悪い子ならっ!私も悪い子になってやるんだからぁっ!」
泣きながら俺を犯す。俺も合わせて腰を突き上げ、縛られた両手で胸を出来る範囲で揉みたてる。
「だから……私もっ……ぐちゃぐちゃにしてえっ!ああっ!ナイロンがっ……糸が中に刺さるよぅ……ちくちくっ!ちくちくするのぉっ!!」
ごりごりごりごりっ!
蘭の腰が俺を錆びたカンナのように蹂躙して。
ぎちぎちぎちぶちッ!
俺の陰茎は剛直と化して蘭を凌辱する。
「あはああああっ、いやあああっ!深町くんっ!深町くぅんっ!」
一際強く、蘭が腰を打ち付けた瞬間。
ぶちぶちぶちぶちっ!!
俺の何処かが千切れる音がした。
「あがああああああっ!」
奔ったのは激痛か快感か。俺の意識は真っ白になる。
「精液っ!出るっ!蘭に全部出すよっ!委員ちょぅうあああああああああっ!!」
血と精液と痛みと快感と、何が勝るとも言えない混沌の中。
俺は絶叫とともに、蘭の中に放った。
どくどくどくどくっ!びじゅっ!びじゅっ!!
「いやああああっ!ふかまちくうあああああっ!!」
蘭も同時に絶叫する。
それはバンシーの叫びのように自分から魂も何もかも奪い去る、けれどけして抗えない、そんな声だった。
根こそぎにされた感覚とともに、ほとんど固形物と化した白濁が蘭の膣に、一番奥に、子宮口に叩きつけられる。
全てを搾り取ろうとするかのように、蘭の下腹が波打ってびくびくと痙攣し、最後まで俺の陰茎を締め上げていく。
「あはっ……ああ……出てる……深町くんの精液……血……あたしの中に……いっぱい……」
身体をびくびくと震わせながら、蘭は糸の切れた人形のように俺の上に倒れこんだ。
どのくらいそうしていたろうか。
ゆっくり体を起こした蘭は、今度は俺の顔をまたぐようにしてひざ立ちしてにじり寄る。
「あ……?」
「舐めて」
いきなり、そこを俺の唇に押し付けてきた。
血と精液と愛液があふれ出す蘭の秘裂。
いろんな色と匂いとかたちが混ざり合って、俺は一瞬何を見ているのかわからなくなる。
けれど、もう反抗する気など霧消していた。
むしろ喜んで舐める。ぴちゃぴちゃぴちゃ、といたわるように、ほじくるように、穿つように舐め、しゃぶる。
「うんっ……そう……いいよぉ……っやだ、また勃っちゃうんだ?」
なんかもう皮がほとんど千切れてる気もするが、にもかかわらず俺のそこはもう元気になっていた。
確かに鈍い痛みはあるけれど、すでに半ばどうでもよくなっている俺がいる。
「くすっ……深町くんってほんとに変態ね」
それから蘭は嘲るように部屋の隅に放置されていたつぐみを見やって。
「どう?つぐみちゃん……お兄ちゃんがサカってる所、ちゃんと見た……っ?」
蘭は絶句した。そして、つぐみを見た俺もまた……声を失った。
つぐみは、じっと俺と蘭を見ていた。
嫉妬?悲哀?愛情?憐憫?
解らない。けれど、つぐみは泣いていた。
ただぐすぐすと泣いていた。
塞がれた口で、叫ぶことも出来ずに。
おそらくは最初から最後まで。
ずっと涙を流していた。
一瞬、蘭の顔がくしゃくしゃになる。
そのまま蘭も泣き出すんじゃないか、と俺は思ったのだけれど。
そうはならなかった。蘭の眼は細められた後で、また妖しく煌いて。
それから赤ん坊をあやすような優しい声で、蘭はつぐみに囁きかける。
(ごめんなさい……)
一瞬そんな言葉も聞こえたような気がしたけれど。
「つぐみちゃん……?」
次の蘭の質問は、あっさりそれを吹き飛ばしてしまった。
「……お兄ちゃんのお○んちん、欲しい?」
…………
>後編につづきます。
今日のところはこれでノシ