朝起きたら、妹に その14

1 :突発屋 ◆63./UvvAX. :2007/05/29(火) 04:23:03 ID:hBEyUZxS0

「ふぁ〜あ。え? なに? こんな朝早くから何よ、かったるい!」

 ………………

「新スレの案内? 私が?
 やだよ恥ずかし………じゃなくて、かったるいし!」

 ……………

「妹スレだから私じゃないと駄目って、それはそうかも知れないけど」

 …………………

 「で、でもホラ、別に私じゃなくても里佳子さんとか小夜ちゃんとか……」

 ………………………

 「え? 小夜ちゃんは人見知りが激しいし、里佳子さんはそれどころじゃ
なさそうだから無理? 睦月ちゃんは妹じゃないし、他の子達は場数が少
なすぎて駄目なの? に、兄さんがそこまで言うなら、ほんとうは凄くか
ったるいけど、 特別に……って、もう立ってるの!?
え? これもオンエア中っ!?」

 前スレ:朝起きたら、妹に その13
    http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1156509055/
 保管庫
    朝妹スレ私設まとめ(ハル氏)
    http://asaimo.h.fc2.com/
 ログ置き場(保管庫完成までの暫定設置)
    朝起きたら妹に、ログ置き場
    http://www.geocities.jp/asaimo0/

201 :桐莉兄 :2007/09/13(木) 20:47:35 ID:wmZZO5Yp0

「……ぷぁっ。何?」
「しっ、しっ、舌っ、今っ、口の中舐め回したっ、」
「そーゆーもんなんだって。ほら」

また、変態っぽいキス。
隆浩の舌とボクの舌が絡まり合って、口の中でれろん、れろんってしてる。
だんだん頭がぼーっとして来て、ボクも隆浩の舌に自分から舌を絡ませてて、
涎がくちゅくちゅのエッチなキスをしながら、下の方でも隆浩のおちんちんと、ボクのお股がキスをしてる。
こんなのっ、いやらし過ぎるよぉっ……。

「んぅっ、ふぁっ、ひぁぁっ、ぁっ、ぁ、ふぁあっ、好きぃっ、しゅきぃっ、大好きぃっ、隆浩っ、隆ぁっ、ぁぁんっ――」
「っ、俺もっ、そろそろ出――」

┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ⇒このまま膣内に射す         ┃
┃   お腹にぶっ掛ける           ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛

「膣内に射すからな、由紀っ」
「ふぇぇっ、らっ、らめぇぇーーーっ、んんんーーーーっっっ」

光が弾けて、何処かに落ちて行くような浮遊感。
お股に挟まっている、硬くて、やぁらかいのが、脈打ちながら熱いのをいっぱい吐き出した。

・・・・・・・・・
・・・・・
・・・・・・・って、だからななねぇの身体だってのに、隆浩のばかぁぁぁぁっ!!!

202 :桐莉兄 :2007/09/13(木) 20:52:08 ID:wmZZO5Yp0

「……ぅぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……ごめんなさいごめんなさいななねぇぇぇぇ」
「気にするなって。どうせ夕べも膣内射精したから」
「隆浩は良くてもボクは気にするよぉっ!!ってゆーかっ、隆浩、気付いてたでしょっ!!」
「ああ、一番最初から聞いてたし」
「最初ってっ、」
「由紀がオナニー始めた所。お前って、結構エロかったんだな」
「――――っっ」

ぅぅあぁぁあぁぁあっぁああああああああああもう駄目殺すっ、隆浩を殺してボクも富士の樹海に埋めてぇえぇぇえぇぇえーーーーーっっっ!!!<(T▽T)>

「それはそうと、学校、遅刻するぞ」

頭を抱えて転げ回っているボクに、隆浩がななねぇ愛用の『ゆきちゃんボイス時計』を投げ渡す。
『ななねぇー、あさだよー。起きて―、学校の準備する時間だよー』ってボクの声で言ってる。時刻は既に6:20、ななねぇを起こさなきゃっ。

……ってこの状態で起こすの!?

「垂れてるっ!流れてるっ!どれだけ出したんだよっバカぁーーっ!!」

慌ててティッシュで拭き取るボクに、隆浩が今度はななねぇの制服を投げ渡す。

「ほらっ、行くぞ、学校」
「え?え?」
「もうこの際だから、今日はお前が七華の役をやっちまえ」
「はぁーーっ!?」
「まずは朝食の準備、それから今日の弁当も頼んだ」
「……………ボク、卵焼きくらいしか作れないからね?」

203 :桐莉兄 :2007/09/13(木) 20:56:36 ID:wmZZO5Yp0

……で。

じゅぅーーーーー。

卵焼き用の四角いフライパンに溶き卵を流し込んで、お砂糖多目で甘く焼き上げる。
ご飯と、お味噌汁に卵焼き、それから納豆。
お父さんとお母さんの分の卵焼きはラップしてレンジの中に入れておく。

「……卵焼きくらいしか、じゃなくて、卵焼きも作れない、の間違いじゃね?」

お皿に盛られた黒焦げの四角い固まりを頬張りながら、隆浩が愚痴を溢した。

「バカ浩が料理中に抱き付いたりして邪魔したからだろっ」
「制服の上にエプロン付けて料理している幼馴染に抱き付かない男なんて居ない!」
「威張って言う事かぁっ!セクハラだよっ、セクハラっ!大体さぁ、ななねぇのエプロン姿なんて何時も見てるじゃん」
「いや、七華じゃなくて、由紀がエプロン付けて料理してる姿が可愛いなぁって……」

どがしゃぁぁぁぁんっ!!

思わず、卵焼き用フライパンを引っ繰り返しちゃうボク。

「――ばっ、馬鹿ぁっ。変な冗談言うなよぅっ……」

慌てて菜箸で落としちゃった卵焼きを摘み上げる。

204 :桐莉兄 :2007/09/13(木) 21:01:38 ID:wmZZO5Yp0

「あーもうっ、作り直しじゃんっ。隆浩のせいだよっ、卵だって無料じゃないんだからねって、わぁーーーっ、それ落とした奴だから食べちゃ駄目ぇぇーーーーっっ!!」
「三秒ルール、三秒ルール。……もきゅもきゅ、焦げてない卵焼き(゚Д゚)ウマー」
「ほっ、誉めてくれたって何も出ないんだからねっ!……………隆浩、バナナ食べる?」

お弁当箱にいっぱいの卵焼きを詰めて、ボクの新しい一日が始まる。

「隆浩、鞄忘れてるよっ!」
「おお、そういえば」
「もうーっ、一体何しに学校行くんだよーっ!」

時刻は6:45、ちょっぴり遅刻気味のボクと隆浩、二人で何時もの待ち合わせの十字路に向かって走り出す。

何時もと違う、何時も通りの朝。
今日はきっと、まだまだ、何かいい事が起きる。そんな気がするんだ。

「おーいっ、桐莉ーー!!」
「(ななねぇのふり、ななねぇのふり……こほん。)桐莉ちゃん、おはよーっ!!」
「――ぬぅっ、七華姉ちゃん、何兄ちゃんと手ぇ繋いでラブラブしてやがるのスかぁっ!!!」

205 :桐莉兄@キリ :2007/09/13(木) 21:07:10 ID:wmZZO5Yp0


   い・も・う・と・び ぃ ー ー ー ー ー ー ー ー む っ っ っ っ ! ! ! !




 ,,-'  _,,-''"      "''- ,,_   ̄"''-,,__  ''--,,__
           ,,-''"  ,, --''"ニ_―- _  ''-,,_    ゞ    "-
             / ,,-",-''i|   ̄|i''-、  ヾ   {
         ("  ./   i {;;;;;;;i|    .|i;;;;;;) ,ノ    ii
     ,,       (    l, `'-i|    |i;;-'     ,,-'"   _,,-"
     "'-,,     `-,,,,-'--''::: ̄:::::::''ニ;;-==,_____ '"  _,,--''"
         ̄"''-- _-'':::::" ̄::::::::::::::::;;;;----;;;;;;;;::::`::"''::---,,_  __,,-''"
        ._,,-'ニ-''ニ--''" ̄.i| ̄   |i-----,, ̄`"''-;;::''-`-,,
      ,,-''::::二-''"     .--i|     .|i          "- ;;:::`、
    ._,-"::::/    ̄"''---  i|     |i            ヽ::::i
    .(:::::{:(i(____         i|     .|i          _,,-':/:::}
     `''-,_ヽ:::::''- ,,__,,,, _______i|      .|i--__,,----..--'''":::::ノ,,-'
       "--;;;;;;;;;;;;;;;;;""''--;;i|      .|i二;;;;;::---;;;;;;;::--''"~
               ̄ ̄"..i|       .|i
                  .i|       |i
                  |:::::: ::    `,





――――大島由紀、 戦 闘 不 能 (リタイヤ)。

206 :名無しさん@初回限定 :2007/09/13(木) 21:55:51 ID:DEIqCE0l0

アッー!wwwwww

207 :名無しさん@初回限定 :2007/09/14(金) 23:50:02 ID:o3SPmwit0

うく……由紀たんはエロいのだな……
私の身体の一部に由々しき変調をもたらした桐莉兄氏に幸あれ。
在りつつも無きが如し選択肢も素晴らしい。
GJである。紳士たるもの、常に一択でありたいものだ。

しかし、由紀たんはこれでGS美神のおキヌちゃんよろしく肉体を取り戻したら、
どれほどエロいのかと悶々たる気分にさせてくれる。
返す返すもGJである。

208 :桐莉兄 :2007/09/15(土) 01:00:26 ID:VorjBfgn0

隆浩⇒馬鹿で鬼畜エロい。
桐莉⇒馬鹿で電波でエロい。
七華⇒ズレててだよもんでエロい。
由紀⇒ツンデレでむっつりスケベ。

桐莉だとどうしてもギャグに走っちまうんで、シリアスか変態チックなエロ以外はエロっちくならないから困る。
七華もプチ損な役回り向けで微妙に普通の道を踏み外してる。

純粋に一番エロいのは多分由紀、でも一番自己嫌悪に陥るのも多分由紀。

209 :名無しさん@初回限定 :2007/09/15(土) 17:00:05 ID:npi1mkSQ0

由紀が体取り戻したらだいぶ開発されてるんだろうなあ

210 :桐莉兄 :2007/09/16(日) 12:57:54 ID:50ZlMKqY0

私が座敷牢に閉じ込められてから、五日か六日は過ぎたろう。
蔵の奥に設えられた日の光の差し込まぬ四畳半。
疲労して眠りに落ち、そして目覚めた回数で刻を推測する他は無い。

格子は木製とは云え梁のように太く、しころの一つも持たぬ身では破れそうに無い。
今日もまた生き地獄が始まるのか。
手に鉄枷を嵌められて身動きもままならぬ姿勢で、無為な時を過ごさねばならぬ。

何故この様な破目に陥る事となったのか。
全ては逝去した先代の遺言状が発端であった。
私から当主の相続権を剥奪し、腹違いの妹の雪絵に全てを相続させる。
唯其れだけを端的に記していた。
よりにもよって、今際の際に、とんだ事を書き残してくれたものだ。

田舎の旧家ではあるが、広大な敷地と莫大な遺産を持つ我が一門の家督は妹に委ねられ、
次期当主としての地位を奪われた私を待っていたのがこの仕打ちだ。
座敷牢に幽閉され、明日をも知れぬ運命。

狂っている。
父の血を引いていなかったと判明するまでは、実の子として、次期当主として、期待と愛情を一身に受けて育てられて来たのだ。
それが、あの女…私の実の母…の不義が発覚した途端に。

くそっ…畜生っ、私は誰を呪えばいい?

211 :桐莉兄 :2007/09/16(日) 12:58:46 ID:50ZlMKqY0

ギ……ギギギギ……。

重厚な音を立てて、蔵の戸が開く。
雑多に物が積み上げられた最奥の牢内までは日の光が差し込んでは来ぬが。
暗闇に揺らめく燭が僕の方へ近付いて来るのは判った。

「くすくすくす……お兄様、ご機嫌良ぅ」

この有様をどう見れば、ご機嫌宜しく見えると思えるのか。
あからさまに不貞腐れている私を、笑みを浮かべつつ格子の外から冷徹に見下ろしている。

椛柄の着物姿、波打つ長い黒髪の、美少女と言っても差し支えない。
歳は十六、つい先日までは私の実の妹だと思っていた女だ。
私をこの座敷牢に幽閉した張本人でもあり、綾小路家現当主でもある。
後ろに付き従っているのは、侍女のさち。
家督を奪われる前は私付きの侍女であり、私の『私物』であった女だ。

「良人さま、朝食をお持ち致しました」

私付きであった頃は抑揚の無い押し殺したような声で喋っていたさちが、歌うような声で告げた。
座敷牢の鍵を開けて、雪絵とさちが入って来る。
手枷が在るから何も出来ぬ事を承知しているのだ。
身動きの取れぬ私の口元に、粥を掬った匙を差し出して来る。

灰色の、どろりと濁った粥は、夕べと同じ異臭を放っていた。
何の薬物か知れぬが、混ぜ込まれている。
昨夜は口を噤んで食事を拒絶してやり過ごしたが、今朝はそうは行かぬ模様だ。
雪絵の目配せを受けたさちが、私の鼻を摘み、口の奥に粥を押し込んだ。

212 :桐莉兄 :2007/09/16(日) 13:05:26 ID:50ZlMKqY0

「ぐほっ、げほっ、」

更に一口、もう一口、無理矢理喉の奥に流し込まれる。
座敷牢で飼い殺しにする手間すらも惜しくなり、人知れず私を葬り去る心積もりか。
綾小路家が所有する広大な山地の何処かに埋めてしまえば、私は行方不明者のまま永久に見付かるまい。

何たる事、私が実子で無かったとは言え、其の責任は私には無い。
父親に憎まれるのは仕方無いとしても、雪絵に此処まで憎まれる理由は無い筈だ。
私は存在自体が死に価する程に罪だとでも言うのか!

「お兄様、食べ終わったら、ちゃんと『ごちそうさま』を云いなさい」

毒が、私の身体に回り始める。
視界が揺らぎ、思考が乱れ、身体が熱い。
このまま、こんな所で、私は死――

「――!!」
「くすくすくす……お兄様ったら、此処をこんなに怒張させて。はしたなくてよ?」

どうやら、死に至る類の毒物ではなかったようだ。
雪絵が私に一服盛ったのは、媚薬の類か。
肉体と意思が乖離し、私の睾丸が狂おしい程に疼き始める。

「お兄様が座敷牢に囚われてから、今日で七日目になるわ」

着物の裾を捲くり跳ね上げて無様に自己主張する私の剛直を、雪絵が睨め回す。
欲情の露を迸らせる其れを扇子の先端で嬲られて、私はつい歓喜の呻きを漏らしてしまう。

「其の間、一度も精を放てずに居て、更に強力な媚薬を盛られたら、どうなるか分かって?」
「ふふっ……今週の良人さまのお食事、鰻や自然薯を多用した強精料理でしたのよ……」

213 :桐莉兄 :2007/09/16(日) 13:14:24 ID:50ZlMKqY0

私の男性器が限界を超えて勃起し、反り上がる肉茎を、漏らした先走りがつつ…と伝い降りて行く。
其れだけで、私は激しい射精衝動に駆られ、無様に腰を上下させてしまうのだ。

「さあ、お兄様……口をお開けなさい」
「なにを…――ぐむぅっ!?」

ぴりぴりするような刺激が舌を走ると同時に、濃厚な雌臭が溶け出して、私の鼻腔を直撃した。

「お兄様、この布が何だか、お分かりになって?」

味が、臭いが、息苦しいまでに口内に広がる。
妹の…雪絵の下着の、股布部分で舌を抓まれている。
濃密な風味に生理的嫌悪を覚えるも、直接本能に訴えかける其の臭いが、一層私の勃起を酷くして止まない。

「一週間……私、下着を履き替えていませんの。それに、下着を着けたままで毎日三度の自慰行為。勿論、排泄した後は拭かずにそのまま……」
「良人さま、私の下着も存分にご堪能下さいませ」

雪絵の下着を押し分けて、さちの臭いと味が口の中に割り込んで来た。
二人の下着で口を塞がれ、私は鼻で息をする他は無くなった。

「御覧なさい、さち。お兄様のいやらしい性器。こんなに硬くなって、風が吹いただけで果ててしまいそう」
「良人さまも男性ですから。女性の淫液や澱物の臭いには敏感なのでしょう」
「そうね。だったら……こんなのはどうかしら」

慎みを知らぬ端女のように着物の裾を咥え上げて、雪絵が自分の性器に白魚のような指を這わせる。
わざと不潔なままに一週間放置された其処に溜まった白色の老廃物を指先にたっぷりと掻き取って、――私の鼻腔内に塗りたくった。

214 :名無しさん@初回限定 :2007/09/16(日) 13:16:04 ID:UaDwDm+S0

このあたりで支援

215 :桐莉兄 :2007/09/16(日) 13:20:33 ID:50ZlMKqY0

「くすくすくす。どう、お兄様……私の恥垢の臭いですわよ」

下着を口に詰められて鼻で呼吸するしかない私は、必然的に妹の淫靡に過ぎる雌臭を深々と吸い込む事となる。

「あら、お兄様ってば、まだペニスが大きくなりますのね」
「ふふふ。こんなに鼻の穴を広げて、雪絵お嬢様の臭いがお気に召しましたのね」
「さち、あなたの臭いもお兄様に嗅がせてあげなさい」
「畏まりました、雪絵お嬢様……」

妹より更にたっぷりと、ありったけの恥垢を掻き取って、いやいやと首を振る私の鼻腔に詰めるように押し込んで来る。
吐き気のする、腐り掛けの悪臭。
それで居て、甘美に蕩けるような、脳髄を痺れさせる強烈な雌臭。

無意識に上下する腰が止まらない。
呼吸をする度に、尿臭混じりの青臭い雪絵とさちの臭いが胸を満たし、
射精欲は狂おしいまでに高まって行く。
にも関わらず、拘束されている私は己の手で自らを慰める事すら許されない。

「お兄様が周囲に気を散らさずに私達の臭いを堪能出来るよう、目隠しをして差し上げます」
「視覚を遮断された分、嗅覚や味覚が鋭敏になりますわよ、良人さま」
「……暴発したら、お兄様の睾丸を片方切り落としますからね。お嫌でしたら、確りと我慢なさい」

私の視界が暗幕で閉ざされる。
世界を満たすのは、雪絵とさちの淫臭だけの状態で、萎える事も許されず。
強制的に勃起させられた陰茎を所在無さ気にもどかしく揺さぶる事しか出来ないまま……。

216 :桐莉兄 :2007/09/16(日) 13:24:16 ID:50ZlMKqY0

どれくらいの時間が過ぎたろう。
五分か、十分か、そんな短い時間ですらも、今の私には数日の長きに感じたに違いない。
時間感覚など、とおに狂ってしまっている。

がちゃん。
……ギ……ギギギギギギ。

錠前を外す音、蔵の扉を開く音。

「くすくすくす……御覧なさいな、さち。まるで獣……」
「是は反射ですから。追い詰められた殿方は意志の力では腰の動きを止められませんわ」

しゅるっ。

目隠しを取られて、眼球を射る燭の光。
雪絵に命じられて、さちが水を含み、消耗し切った私に口移しで飲ませる。

「そろそろかしらね。さち、お兄様の精を絞り尽くしなさい」
「畏まりました、雪絵お嬢様……」

二人の会話の意味を反芻する暇も無く、私の背後に回りこんで来たさちが、陰嚢を揉みくちゃにしながら、私の肉茎を刺激し始めた。

「ぉぉぉおぉぁあぁがぁあぁああぁ!!?」

待ち望んでいた刺激は、焦らされた私の身には強過ぎる。
腰ががくがくと砕け、輸精管を迸る精は押し合いへし合いして中々飛び出して来ない。

「ふふっ。わたくしが後押しして差し上げますわね、良人さま……」

217 :桐莉兄 :2007/09/16(日) 13:32:30 ID:50ZlMKqY0

つぽっ。

菊門から、唾液に湿らされたさちの細く長い中指が潜り込んで来る。
がりがりと前立腺を押し上げ、さちの口内で転がされる睾丸。
急激に高ぶる射精欲求を、竿を擦り上げて加速し、堰を切って飛び出す精液を、一滴たりとも私の体内に取り残さじと絞り上げる。

「ぁあがあ゛あぁあぁああぁあっ、あっ、ああああーーーーーー!!!?」

ひざ立ちで、高く上げられた尻を掘られながら、
私の淫茎が迸るように吹き上げる精を、前に回った雪絵が顔面で全て受け止める。

「あ…はぁっ、お兄様の精、凄く濃ゆいですわぁぁっ……」
「流石は七日間溜め込んで、焦らしに焦らしただけの事はありますね。見て下さい、雪絵お嬢様。黄色いゼリー状になっていますわ……」
「くすくす……さちにも分けてあげるわね……」

つぽん、と、私の尻からさちの指が引き抜かれた。
肉茎が震えて、勢いを無くした最後の一滴を垂らす。
放精の衝撃で茫然自失の私の目の前で、雪絵とさちが、顔を擦り合わせ、舌を絡み合わせて、私の精を啜り合う。

218 :桐莉兄@キリ :2007/09/16(日) 13:36:07 ID:50ZlMKqY0

「ねぇっ、ねぇ、さち。私、さちみたいに綺麗になれるかしら。ずっと若々しい肌のままで居られるのよね!」
「勿論です、雪絵お嬢様。ご兄弟の溜めに溜め置かれた精を洗顔に用いれば、何時何時までも瑞々しく美しい姿を保てますのよ……」
「あはっ、嬉しいっ。お兄様もお喜びになったら?何の役にも立たない汚らわしい腹違いのお兄様の精が、私の乳液として役に立てますのよっ!」

そんな、ばかなはなしが、あるわけ・・・・・・

「また一週間後、採精に参りますわ。お体を大切に労わりなさいませ、お兄様」

ま、まてっ、雪絵っ・・・・・・

……ギ……ギギギギギギ。
がちゃん。

私は、暗闇の中、一人取り残される。
去り際に振り返り、さちが唇の端を吊り上げて笑ったのを見た。
伽を強要した事が何度も有る、この仕打ちは其の報復か………。

219 :名無しさん@初回限定 :2007/09/16(日) 13:41:27 ID:UaDwDm+S0

乙ですた
通常の連載に加えて読みきりも書く桐莉兄氏はすげえ

220 :桐莉兄 :2007/09/16(日) 14:01:20 ID:50ZlMKqY0

俺の性欲が溜まってる時はエロいの書き易い。
でもオナニストなんで、ついつい書く前に抜いちゃうのよね。


あ、雪絵の脳内イメージは糸色倫で。

221 :名無しさん@初回限定 :2007/09/16(日) 14:10:39 ID:/xxelRyT0

別人かと見紛うほどのスタイルの切り替え、見事というほかなし。
懐の深い桐莉兄氏に感服した。まことGJである。
続きを望まずにはいられないのだが、それは我侭が過ぎよう。

222 :桐莉兄 :2007/09/16(日) 14:12:39 ID:50ZlMKqY0

ごめん、これは一発ネタ。

あ、最近の作品、タイトル付いてない事多いんで。

今回の、ドモホルンリンクル妹でヨロ。

223 :桐莉兄 :2007/09/16(日) 14:19:07 ID:50ZlMKqY0

暗闇に揺らめく燭が僕の方へ

『僕』じゃなくて『私』が正しいな。間違い発見。


良人=別の男と第一夫人の息子。雪絵=先代当主と妾の娘。
なので、血は繋がってないんよね、兄妹だけど。
仮にさちの美容法が事実だとしても、雪絵が冷静なら、実兄じゃない良人を幽閉する理由は無いのだけれど。
百合なんで、冷静な思考回路が飛んでるか、下手したら琥珀さんばりのさちの薬盛られて狂ってるのかも。

224 :名無しさん@初回限定 :2007/09/16(日) 14:32:26 ID:/xxelRyT0

む……続かぬか。
しかし読む側にその後をあれこれ想起させるよう締めるのもまた王道。
今後もこのような読み切り作品を、たまにで構わぬので拝見したいものだ。
とはいえ、桐莉兄氏のペースを乱すのは本意ではない。
細々とでも良い。長く永く書き続けて欲しい。

225 :名無しさん@初回限定 :2007/09/18(火) 23:54:54 ID:Zv12YB4i0

いつもの月野定規風ぶっ壊れコメディ系が
今回は天竺浪人風の理不尽なダーク展開

どこかで活かせないのかこの才能は

226 :名無しさん@初回限定 :2007/09/19(水) 20:25:46 ID:yUpDlrj40

朝起きたら妹に、余分な皮を切り取られていた。

227 :名無しさん@初回限定 :2007/09/20(木) 00:52:11 ID:9tGeUKQ00

へへ〜、これでスイカを丸カジリできるよ♪

228 :名無しさん@初回限定 :2007/09/24(月) 23:31:29 ID:SrxatU/l0

朝起きたら妹に、全米デビューさせられた。

229 :小春日和 :2007/09/25(火) 08:13:11 ID:XfZX/Sbg0

朝起きたら、妹から電話があった。
「お兄ちゃん、おはよう!」
「よ、よう」
「朝ごはん作ったんだ。良かったら一緒に食べない?」
「えっ!? 朝飯……?」
「うん、お兄ちゃんが昔、おいしいって誉めてくれた肉じゃがも作ったよ! 
あれから私、料理の練習、たくさんしたから、きっとお兄ちゃん、食べたらびっくりすると思う。えへへ」
上機嫌に電話口から漏れる妹・小春の声を聞きながら、俺はチラリと台所に目をやる。
「ふふふーん♪ あとはドレッシングをかけてっと」
同じ大学に通う女友達・美雪が鼻歌交じりに冷蔵庫を吟味している。
俺の朝食の準備に忙しいらしい。
ゴムで結わえられたポニーテールが、美雪の動きに合わせて、子犬のしっぽのように揺れている。
「まいったな…」
「何が?」
ポツリと漏れた俺の一言に、小春がツッコミを入れる。
「いや、こっちの話だ」
「…都合悪いみたいなら、私が料理もってそっちに行こうか?」
「ダ、ダメだっ!!!」
「きゃっ、お兄ちゃん、耳元で大声出さないでよー」
マ、マズイ…
このままでは、小春と美雪が俺の部屋で鉢合わせになってしまう。
恋人でもなんでもない。
美雪と俺は大学のただの友人で、俺が買い物に付き合う代わりに、たまにこうして朝食を作ってくれるんだ…
そう言ったところで、何も知らない小春が、この状況を見て信じてくれるわけがない。
下手すりゃ、同棲してると勘違いされかねない。
とにかく、今、小春を部屋に入れるわけにはいかないのだ。

230 :小春日和 :2007/09/25(火) 08:13:57 ID:XfZX/Sbg0

「わ、悪い。ほ、ほら、俺の部屋はちょっと散らかってるしな」
「別に散らかってても気にしないのに…。あ!なんなら、私が片付けてあげよっか」
「バ、バカっ! 空気読め、アホ妹。
フロイトさんも腰を抜かす俺のリビドーの塊を、愛しき妹に見せようとしまい、兄の配慮が分からんのか?」
「べ、別に私、その…H本? そういうの見ても引いたりしないよ?
むしろきれいに片付けて、そっとお兄ちゃんの机に置いておくくらいの配慮を見せるよ」
「それは、配慮じゃなくて嫌がらせだ」
「もー、難しいなぁ。なら私、部屋で待ってるから、早く来てよー」
「いや、えと、そのなんだ、悪いがもう朝飯食っちまったんだよ」
「えええー!」
「カップヌードルのシーフード味。最近、俺それにハマッててさ、ハハハ…」
「でもインスタント1個だけじゃ、お兄ちゃん足りないでしょ?」
うう、ずいぶん食い下がってくるな、こいつは…
「だから2個食べたんだよ! ってか本当残念だ。もう少し早く小春が電話してくれりゃ…、こんなことには。
くそー、何てタイミングの悪いっ!」
「…………」
目標沈黙。
ややしらじらしい演技だったが、うまくいったか!?

231 :小春日和 :2007/09/25(火) 08:15:00 ID:XfZX/Sbg0

「お兄ちゃん、もしかして…」
「ん?」
「女の人がいて、朝食を作ってもらっている最中とか…」
携帯を持っている右手がじんわりと熱くなり、嫌な汗がどっと背中から吹き出すのが分かる。
「…………」
「…………」
「は、ははははは! 小春、面白い冗談だ」
「へへへ、そう? 面白かった?」
「ああ、お兄ちゃん、面白すぎて胃に穴が開くかと思ったよ。俺が女性の相手するの苦手なの知ってるだろ?」
「そうだよね。お兄ちゃん、昔から古風で奥手だもんね」
「まったく、お前って奴は…」
な、何て鋭い奴だ。
これが俗に言う、女の勘というモノか? うまくごかませたものの、未だに胸の鼓動が収まらない。
きっと浮気がばれそうな人ってこんな気持ちなんだろうな。
「先輩ー! ご飯できましたよー」
「ぎゃあああああああ!」
「お、お兄ちゃん!? ど、どうしたの? 急に叫び声上げて…」
「ああ、大丈夫だ、ちょっと、ゴキブリが足元を通ってな」
俺は背後から声をかけてきた美雪に、必死に唇に人差し指を当てて
「シッー! シッー!」
「先輩、電話中でしたか、すいません……」
美雪は申し訳なさそうにペコリと頭を下げる。
「お兄ちゃん?」
「ああ、今ゴキブリを追い払ったところだ、心配するな」
「う、うん」

232 :名無しさん@初回限定 :2007/09/25(火) 08:18:48 ID:4pRhLc4Q0

支援

233 :小春日和 :2007/09/25(火) 08:31:54 ID:XfZX/Sbg0

「とりあえず、作ってくれた分はラップでもかけて、冷蔵庫に入れておいてくれ。特に肉じゃがな。今日の夕食にするよ」
「あれ? 昼食は?」
「これから友達と遊ぶ約束しててな。帰りが夕方になる」
「そうなんだ、残念。このアパートに引っ越してきたばかりだから、色々と案内して欲しかったのにぃ…」
「それは明日にでもな」
「やった! 絶対明日付き合ってね」
「おう、じゃあ、切るぞ」
「うん、バイバイ」
ピッ。
やっと、終わった…
ふぅと大きく息を吐いて、ひょろひょろとその場に座り込む。
せっかく俺の為に朝食を作ってくれた妹を騙す形になり、後ろめたさも感じるが、こちらにも都合がある。
こればっかりは仕方ない。許せ、妹よ。
「先輩、ご飯冷めちゃうんですが…」
「おっと、悪い悪い」
6畳一間の真ん中にポツンと置かれたちゃぶ台。
そこにご飯・味噌汁・サラダ、そしておかずが2品、取り揃えられ…
「うーん、美雪の和食はいつ見てもうまそうだ」
グウゥーと俺のお腹も反応する。
電話の攻防戦に必死だったせいか、ようやく自分がはらぺこだったことに気がつくあたり情けない。
いそいそとちゃぶ台の側に行き…
「いただきます!」
「はい、いただきます!」
美雪と2人で手を合わせて、朝食に箸を伸ばす。

234 :小春日和 :2007/09/25(火) 08:33:24 ID:XfZX/Sbg0

「先輩」
「うん?」
もぐもぐと和食に舌鼓を打っていると、美雪が少し真剣な顔で話しかけてきた。
「ずいぶん親しそうでしたけど、電話のお相手…」
「妹だよ」
「えっ!? 先輩、妹さんいたんですか?」
「あれ、言ってなかったっけ」
「初耳ですが」
「そうか。えと、名前は小春。2歳年下で、今度うちの大学に入学してくることになった」
「先輩が新大学3回生、私が2回生だから、一個下かぁ」
「そのうち紹介するからよろしくしてやってな、甘えんぼで手がかかるけど、いい奴だから」
「甘えんぼで手がかかるけど、可愛くて健気な妹ですか」
「み、美雪さん…?」
「やだなぁ、冗談ですよ、ホホホのホ」
そのわりに顔が怖いんですが…
「もちろん下宿ですよね?」
「おう、実家は東北だからな、さすがに通いたくても通えない。ちなみに下宿先は俺と同じアパート」
「お兄さんと一緒のほうが何かと便利ですもんね。もう越してきてるんですか?」
「うん、おととい、2階の201号室にな」
「電話の内容は引越しのことですか?」
朝食云々の話は、色々とやっかいだから、しない方が良さそうだ。
俺はそう決めると…
「そんなとこだな。あと夕食を一緒に食べようとか」
「ああ、それで肉じゃがとか言ってたんですね」
「小春、料理作るの好きだからな。俺の好物の肉じゃがも作ってくれるんだと」
「へぇー、私と同じですね」
「…………」
先ほどからわざと考えないようにしていたのだが、実は美雪もおかずに肉じゃがを作っている。
以前、美雪に好物を聞かれた時、肉じゃがと応えて以来、彼女の定番メニューとなったそれは、
ちゃぶ台の上に今日もしっかり存在しているのだ。

235 :小春日和 :2007/09/25(火) 08:35:20 ID:XfZX/Sbg0

「先輩、肉じゃが、おいしいですか?」
「もちろん。美雪の飯は全部が全部おいしいが、特に肉じゃがは絶品だよ」
「……」
「ほ、ほんとだよ?」
「じゃあ、妹さんと比べてどっちがおいしいですか?」
「えっ!?」
「いや、やっぱり私も料理が好きだし、気になるじゃないですか、妹さんの腕前」
「うーん、実家にいた頃に食べたのが最後だから、3年くらい食べてないんだが。当時と比較すりゃ、
だんぜん美雪の方がおいしいよ」
「やったー、先輩、ありがとうございます」
ホッとしたように、顔をほこばらせて万歳三唱する美雪。
「ばんざーい、ばんざーい」
「そ、そんなに嬉しいもんなのか…」
「ええ、これはもう、女の意地ですから、負けられません」
「う、うむ」
そんな風にして俺の朝食タイムは過ぎてゆく。

(需要があれば)続く…のか?

236 :名無しさん@初回限定 :2007/09/25(火) 09:28:11 ID:PPATbfcp0

修羅場?修羅場なの?!

次回
「肉じゃがをめぐって二人の女が激突する! 兄はどちらを選ぶのか」

237 :桐莉兄 :2007/09/25(火) 12:58:59 ID:Z7jWfZSC0

朝起きたら、庭の方から楽しそうな声が聞こえて来た。
窓から覗いてみると、桐莉達がスイカ割りをやってるみたいだ。

「あらん、隆浩ちゃん起きたのぉ。早く水着に着替えて降りてらっしゃい(はぁと)」
「何で秋になってからスイカ割り?」
「《やりたいときに、やりたいように》が逆さ縛り首団のモットーだからよんっ☆」

また新しくモットーを増やしやがりましたか母上。
あと三十代も後半に入ってスクール水着は止めて下さい、色んな意味で冒涜ですから。

「兄ちゃぁんー、早くぅー♪」
「たかくんっ、すっごい大きなスイカだよー♪」
「隆浩ー、どっちが沢山叩き割るか、ボクと勝負だっ♪」

ああ、それにしても。
地球防衛隊ん家の娘が、怪人や戦闘員に囲まれて和気藹々とスイカ割りとかありえねー。
悪の秘密結社が堂々と自宅の庭先でビーチバレーですか、おめでてーな。
つーか七華の乳でけーな、あの大きさは実にけしからん。

「よしっ、俺も今すぐ割るぞ!スイカを割って割って割りまくってやるっ!」

自分でも良く分からないままにテンションを上げて、海パンに着替えて庭先に踊り出る。

238 :桐莉兄 :2007/09/25(火) 13:00:10 ID:Z7jWfZSC0

「ウェルカム、兄ちゃーん!!」
「――そしてさようなら!!」
「あらん、敵前逃亡は士道不覚悟ーー(はぁと)」

桐莉が脱兎の如く逃げ出そうとした俺の海パンを掴んで引っ張る。
母さん、俺はサムライじゃありませんっ!

「まだ来たばっかりだーっ。もっとゆっくり楽しんでけー?」
「楽しめませんっ!この地獄絵図は何ですかっ!どうして俺、こんな所に居るんですかっ!」
「えーっ、だからスイカ割りの会場じゃん」
「たかくん、スイカ割りしたこと無いのかな?…かな?」

俺ん家の庭一面に埋められている、全身黒タイツの戦闘員のみなさん。
杭に縛り付けられて虚ろな目で何事か呟いていらっしゃる、怪人のみなさん。
そして転がる沢山のスイカ、飛び散る血飛沫、南国風。

「燦々と照り付ける太陽!風に戦ぐ椰子の葉ずれ!問題無いのス?」
「南国だよ、たかくん!南国ビーチだよ!!」
「これは南国じゃなくて戦国だ!!」
「でもそんなの関係ないっ♪でもそんなの関係ないっ♪うぃっく、おっぱっぴーーー☆」

由紀ぃぃぃ、お前っ、キャラが壊れてるっ!!

239 :桐莉兄 :2007/09/25(火) 13:03:16 ID:Z7jWfZSC0

「あはははははははははっ、たかくんもやってみようよ。はいっ、ナナカリボルグ♪」
「兄ちゃん、容赦なく全力で振り下ろせぇー?」
「いやぁぁぁぁ、そんな事しちゃらめぇーーー!!戦闘員の皆さんが撲殺怪死事件でひぐらしとスクイズが放送自粛ーーー!!!」
「大丈夫だよ、ぴぴるぴるぴるーって言えば生き返るからっ☆」

ちょwww桐莉も七華も変wwwwwお前ら酒飲んでるだろwwwwwwww

『助けてーーー』『首領様、正気に戻ってくださぁーい』『いたいいたいいたいいたい』

「あはっ、うるさいからちょっとだ・ま・れ♪」

ぼぐしゃぁっ。
由紀の一撃で戦闘員Aの首が90度横に捩れ折れる。

「ちょ、な、ひ、しっ、死ん」
「はいはぁーい、死んでないから安心だよっ?だよっ?ぴぴるぴるぴる〜☆」

ギ…ギギギギギギ……キリリキリキリキリ。
折れ曲がった首が元に戻ってく。
うわぁ、何か凄く嫌な何かを思い出す光景。キリリさんとか。

「ボクの撃墜数にプラス1ね〜☆」
「わぁーい、由紀ちゃん百人斬りぃーー」
「次は兄ちゃんの番だぁー。うぃっく」

血まみれの金属バットを差し出す桐莉。
よりによって攻撃力重視のナナカリボルグMk.1かよっ。

240 :桐莉兄 :2007/09/25(火) 13:07:37 ID:Z7jWfZSC0

「おっ、おれはっ、そのっ、遠慮しとく……」
「あらん、隆浩ちゃんはスイカ役の方が好きなのかしらん?」
「ちょっwww母さんっ!?」
「覚えておきなさい、隆浩ちゃん。狩る側に回らなければ狩られるのよッ!!」

イカデーモンの触手でナナカリボルグを掴んで、全力で戦闘員Bに向けて振り下ろす。

ぶしゃぁっ。
飛び散る赤、朱、紅。
鈍器は命中直前で軌道を変えて、横にあったスイカを見事に粉砕していた。

はさっ、はららっ。
戦闘員Bの髪の毛が全部抜け落ちたのは、真空刃でも巻き起こったか、それとも極限に達したストレスのせいか。

「はい、隆浩ちゃん☆」
「おっけー、母さんっ。俺はやるぜっ☆」

もう迷わなかった。殺らなきゃ殺られる。俺の罪じゃない。
落ち着け、隆浩。KOOLになれっ。

「うぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」

「たかくーん、右っ、もっと右っ!!」『ひぃぃーーーーっ!!!』
ぶんっ、ぼごぐしゃぁっ。
「兄ちゃぁん、あと三歩左だぁ!!」『ちっ、違いますーーっ!スイカはあと四歩半左です!!』
ぶんっ、ぱぐしょっ。
「隆浩ちゃぁん、止まって!全力で振り下ろしなさいっ!!」『いやぁぁぁぁおかぁちゃぁぁん!!!』
ぶんっ、めぐわしょっ。
「隆浩ーっ、後ろ後ろーっ!」『ぼっちゃまーーー、お助け下されーーーーー!!』
ぶんっ、めしゃごぎごげぇっ。

241 :桐莉兄 :2007/09/25(火) 13:18:41 ID:Z7jWfZSC0

目隠しを外す。
最後にヤマモトさんに当てた以外は全部スイカに命中。
どうせ桐莉達は被害者の皆さんに当てさせようとするだろうから無視して、悲鳴や命乞いの声を避ける事に集中した結果だ。
そしてスイカが無くなれば、スイカ割りも続行不能と言う訳だよ、明智くんっ!

「うわぁ、凄いよたかくんっ!百発百中だよっ!!」
「今日から兄ちゃんを絢爛舞踏と呼んでやるーーっ!!」
「ま、負けた…ボクの撃墜数が……っ」
「これで満足しただろ。さぁ、スイカ食って終わりにしようぜ」

「―――チッ」

……………母さん、スイカはちゃんと割れたのに、どうして舌打ちしますか。

多分、桐莉達に酒を飲ませたのも母さんなんだろうな。
この女、他人の不幸が楽しくて仕方が無い人だから。
今もほら。ヤマモトさんの潰れた頭を撫でながら『にぱー、かわいそかわいそなのです☆』とか嬉しそうに言っちゃって。
とびっきり染みる消毒薬を原液のまま注いでいらっしゃる。

「はい、たかくんの分のスイカだよ」

練乳塗れのゲロ甘いスイカを差し出される。

「俺、甘いのはちょっと」
「甘くないのもあるよー」

納豆塗れのスイカを差し出されて、俺は慌てて口の中に練乳スイカを押し込む。押し込む。

しゃりっ。
口の中に広がる甘味と一緒に、去り往く夏の太陽の匂いを仄かに感じたような気がした。

242 :桐莉兄@キリ :2007/09/25(火) 13:24:18 ID:Z7jWfZSC0





おまけ。桐莉のスイカの食べ方。

1.口を大きく開きます。
2.スイカを丸ごと一個、口の中に放り込みます。
3.良く噛んで皮まで食べましょう。
4.窓の外に照準を向けると、兄ちゃんが後頭部を叩いてくれます。
5.種をマシンガンのようにぷぷぷぷぷぷっと吐き出します。
6.全部吐き終わったら『夏はマシンガーン』と報告するので、頭を優しく撫でてあげましょう。

妹が窓の外に照準を向ける前に後頭部を叩くと、スイカジュースが出て来ます。
よく冷えたコップに注いで、妹の唾液のトロピカルな風味を楽しみましょう。


243 :名無しさん@初回限定 :2007/09/25(火) 16:12:20 ID:4pRhLc4Q0

とりあえず誠氏ねwwwwww
ってか、タネを出す前にスイカジュースだとタネ入りになってそうな気がry

まあいいやGJ!

244 :名無しさん@初回限定 :2007/09/25(火) 21:50:24 ID:7fmJbxE50

……なんてことを。
私の週一のささやかな発泡酒が唾液とともにろりぽ∞(2)にかかってしまったではないか。
桐莉兄氏、GJである。
それにしても、現実のなんと残酷なことよ。
一振りの斧がどれほどの涙とNiceBoatを生み出したことか。
逆さ縛り首団の優しさたるや、かの少女に比するにバファリンもかくや。
冬にまた絶叫とともに延髄チョップなマシンガン的事件が起きないことを切に願う。

そして小春と美雪の静かなる闘いに、心より乾杯。
これがwktkとかいう心境か。
読みつつ血流が速まるのを感じた自分に驚いた。
このうえは是非に続きを望む次第である。

245 :名無しさん@初回限定 :2007/09/25(火) 22:47:27 ID:xe83j8K70

>>229-235 GJ! 兄ちゃんの部屋に妹が居つきそうでコワス

>>242 なぜに09/16(日)〜09/25(火)の、10日ぶりの投下SSの後で
     たった4時間後に貴方の作品を投下するのか?
     古株ならば翌日なり、2、3日ぐらい投下を待って欲しかったです
     自分もこのスレに何本か投下してますので、あえて一言

246 :名無しさん@初回限定 :2007/09/25(火) 23:00:07 ID:4pRhLc4Q0

>>245
いいじゃないの、割り込みしてるわけでもないんだし
確かに過疎だから多少投下間隔があったほうがいいと思うかもしれないが、
時間の都合とか気分の問題とかあるかもしれないだろ?
それに今となっては投下があるだけ幸せな状態ジャマイカ

247 :桐莉兄 :2007/09/25(火) 23:28:09 ID:Z7jWfZSC0

>>245
リクあったスイカでネタが思い付いたのが今朝だった。
それと、久々に他の人の投下があったんで、スレの勢いがつくかなと思って急いで投下してみた。
昔みたく一日に何本もは無理でも、書き手がまた少しずつでも連鎖して増えたらいいなと思った。
なんか怒らせちゃったみたいで、よくわからんけどゴメン。

248 :名無しさん@初回限定 :2007/09/26(水) 00:31:00 ID:PRFfRZ3Q0

>>桐莉兄さん
>>245の言いたいことは、新参の書き手のことを思ってのことだろ
自分もSS書きだからよく分かる

新参の人が書き込んだら、普通その書き手は、wktkしてみんなの反応を待つわけだ

すると、10日も投下のない(←シャレじゃないよ)過疎スレなのに、
自分が投下した4時間後に申し合わせたように、別の人の作品が。
しかもその人は古参で、それなりに評価のある人。

人によったら、自分の作品の邪魔をされたように受け取るかも。
だって、長文が重なるのも読者に負担だし、感想を古参の人に持ってかれちゃうからね

まぁ、メリットも無いわけだし、新参の人が来たら、せめて、
1日くらいは投下を待ってあげて欲しい
自分もエロパロ板でやられたことあるけど、結構ガッカリくるのよ、これがw

249 :名無しさん@初回限定 :2007/09/26(水) 10:30:46 ID:PRFfRZ3Q0

朝起きたら、妹が朝フェラ

250 :名無しさん@初回限定 :2007/09/26(水) 18:15:56 ID:bHjDWMEa0

>>235 >(需要があれば)続く…

かなり需要ある模様、期待してまふ

251 :名無しさん@初回限定 :2007/09/27(木) 23:46:03 ID:VkrWHq+O0

そうかな、景気が良くて結構だと思うが
ジャンル被ってないし

何にせよそれぞれの続きを待つ

252 :小春日和(2) :2007/09/28(金) 04:13:39 ID:j8F4ptmi0

>>229-235の続きです。

「ごちそうさまでした、洗面所借りますねー」
「ごゆっくりー」
朝食を食べ終わると、美雪はカバンから歯ブラシと歯磨き粉を取り出し、いそいそと洗面所へと向かう。
朝食後の歯磨き、彼女のおなじみの習慣だ。
さすが女の子だなぁ。
いつもながら、歯ブラシと歯磨きを常備していることに、感心してしまう。
「さて、それじゃ片付けるかね」
その間に俺は、朝食の片付けと、皿洗い。
当初、断固として
「片付けも私に任せてください」と主張した美雪だったが…
さすがに朝食まで準備してもらっておいて、片付けまで任せるわけにはいかないと、
丁重にお断りしたのであった。
普段はめんどくさがりの俺だが、それくらいの常識はわきまえているつもりだ。

そうして美雪から取り上げた皿洗いを始めて数十分。片づけが終わる頃、
「せーんぱいっ♪」
身支度を整えた美雪が洗面所から出てくる。
「今日、私、いつもと違う部分が2箇所あるんですよ、何か分かりますか?」
そう言って、俺の前に立つと、両手を後ろに回し、少し照れたように見つめてくる。
ち、違う部分?
改めて、美雪の格好を眺めてみる。
卵形の顔に、上品に整った鼻筋、明るい茶色の目は、何かを夢見るようにうるんでいる。
化粧っけはまるでない。
ポニーテールを解いた、黒髪がサラサラと肩元まで波打ち、色白の肌を際立たせている。
ライトグリーンのキャミソールの上からホワイトのカーディガンを羽織り、明るい彩色で、いかにも春らしい。
胸元が開いて露出が高いのに、清純なイメージが崩れないのは、彼女の人懐っこい笑顔のおかげだろう。
白黒配色のストライプスカートから伸びる、スラリとした足も目にまぶしい。
肉付きの良い太ももに、ついつい目移りしてしまうのも、まぁ仕方ない。人間だもの。

253 :小春日和(2) :2007/09/28(金) 04:15:38 ID:j8F4ptmi0

「うーむ」
わくわく。
そんな擬音が聞こえてくるような、期待をこめたまなざしに、責任の重さを痛感する。
なんとか、当ててあげたいところだが…。
「えと、ス、スカート?」
「ピンポーン、正解でーす! 普段、ジーンズやハーフパンツなんですけど、ちょっと頑張ってみましたー」
「へぇー」
「おおっと、先輩、目の色がピンクになってますよ、太ももは勘弁してください」
まじまじと見られたことが急に恥ずかしくなったのか、顔を赤くして慌てて両手で太ももを隠す。
な、何だこの反応…。
こいつ、こんなに可愛かったっけ?
なんか、こういうやり取りをしていると、できたてほやほやのカップルみたいな気分になってくるから困る。
そんなんじゃないのに。
「もう一個ですが、服装じゃないんです、ヒントは口元」
「口元?」
美雪の唇に目を移す。
うるおい豊かな紅色の唇にグロスがひかれ、みずみずしい輝きを放っている。
チラリと覗く舌がなんだかいやらしい。
「いや、分からないな…」
少し気まずくなって目を逸らす。

254 :小春日和(2) :2007/09/28(金) 04:16:48 ID:j8F4ptmi0

「えと、これはいじわる問題でした。実は歯磨き粉を変えたんです」
「?」
「いつものミント味じゃなく、イチゴ味の歯磨き粉に」
「イ、イチゴ? そんなん売ってんのか?」
「はい、化粧品売り場に置いてました。何やらキスをしたらイチゴの味がするんですって」
「へぇ…」
「キャッチコピーは『毎日変るキスの味』。何か面白いですよね」
「………」
「でも、本当でしょうか? 自分じゃ分からないんですよ」
「そ、そうなんだ」
「先輩」
「ん?」
「確かめてみてくれませんか?」
そう言って静かに目を閉じる美雪。
ツンと軽く突き出した唇がなまめかしい。
え、え〜〜っと、これは……。
いつの間にやらいい雰囲気。
思わずその場で固まってしまう。
ど、どうしたらいいだぁー。
美雪はもちろん嫌いじゃないが、恋人にするほど好きかと言われると、正直疑問だ。
うかつなことはできない。
しかし、ここでキスを拒めば、彼女を傷つけてしまうし…。
「ああ…」
と、その時…

255 :小春日和(2) :2007/09/28(金) 04:29:32 ID:j8F4ptmi0

トウルルルルル、トウルルルルル
イチゴ空間を吹き飛ばすかのごとく、突然鳴り響く電子音。ポケットの中の俺の携帯の着信音だ。
「わ、悪い」
「え?」
これ幸いとばかりに、急いで携帯を取り出すと、そこには小春の文字が。
ナ、ナイスだ、小春!
「もしもし、俺だ。どうした?」
「あ、お兄ちゃん。何度もごめんね。えと、買ってきて欲しいものがあって…」
「先輩、先に外で待ってますね。終わったら出てきてください」
美雪は、何事もなかったかのように、ニコニコ笑顔を浮かべながら、外に出て行った。
見た目は全然元気だけど、やっぱり、内心は邪魔されてショックだろうな…。
「お兄ちゃん、聞いてる?」
「ああ…」

「先輩と妹さんのバカ…」
美雪が外に出る際につぶやいた小さな一言は、風邪にかき消され、当然俺の耳には入らない。
「私、負けないんだから…」
嫉妬に燃える美雪のことを、この時の俺は知る由も無かった。

(スローペースで続けれるといいなぁ…)

256 :名無しさん@初回限定 :2007/09/28(金) 10:07:09 ID:cH4g4Zmh0

いつ直接対決が始まるのか楽しみにしてますよ
ペースが遅くてもいいじゃない、続きが読みたいもの

257 :名無しさん@初回限定 :2007/09/28(金) 22:16:22 ID:ECL6N2hi0

これだ。このような焦れったい思いをしたかったのだ。
まさに続き物の醍醐味たる引き。GJである。
待ち遠しい期間もまた甘美。是非に続きを。

258 :名無しさん@初回限定 :2007/09/29(土) 16:27:19 ID:jeyrKWlv0

朝起きたら、妹がワナを仕掛けていた

259 :桐莉兄 :2007/09/29(土) 19:17:23 ID:R43fTJox0

『兄ちゃーん、起きれー。朝だーっ』

何故かドアの向こう側から声を掛けるだけで、桐莉は立ち去った。
遅刻しそうな時間でもないのに、そんなに何を急いでいるんだろうか。
着替えて鞄を持って扉を開けようとした其の瞬間!

「待て、隆浩!これは桐莉の罠だ!!」

にゅいっと床から生えて来る由紀。

「生えて来るとか言うなー!」
「だったら普通に扉を開けて入って来いよ」

地面に埋まっているマンドレイクさながらの由紀を床から引っこ抜きながら、俺は扉を開け――

「ってだからたかくん、扉を開けちゃ駄目なんだよーーーっっっ!!!」

がしゃぁぁぁぁんっ★

ナナカリボルグで俺の部屋の窓(今月十六枚目)を叩き割りながら入って来る七華。

「お、お、お、おまっ、」
「幼馴染が窓から入って来るのは普通だよね?わ、わわっ、何を――ひぁぁぁぁぁっ」
「金属バットは自粛しろ」

七華の襟首を掴んで窓の外に棄てる。

260 :桐莉兄 :2007/09/29(土) 19:18:26 ID:R43fTJox0

「で、桐莉の罠が何だって?」

残された由紀に聞いてみる。

「ボクは見たんだっ。さっき桐莉がその扉に、廊下に、家中に、凶悪な罠を無数に仕掛けているのをっ!」
「ほほぅ、凶悪な仕掛けとな。それは私の愛馬よりも凶悪か?」
「開けたが最後、葫芦谷で爆死でドカーンは確定だよっ!!」
「またまたぁ、どうせタライか黒板消しが振って来るくらいだ―――――ろぁあっ!?」

扉を開けた途端、毒塗りの矢がシュカカカッと部屋の中に飛び込んで来た。
更に足元にはバンジステーク、廊下にはスパイクボール、ギロチンの刃が左右に揺れて、其処彼処に通電鉄条網が設置されているっ。

「な、なぜだっ……俺は桐莉に殺されるほど恨まれるような事をした覚えは……まさかっ、俺が沙都子萌えだと知っての所業かっ!?」
「ななねぇと二股掛けてるから、ついにキレちゃったんじゃないの?」
「このままだと鮮血エンド確定だね、たかくん」

練乳をちゅぱちゅぱ吸いながら、七華が二階まで這い上がって来る。

「酷いよたかくん、いきなり突き落とされたら私だって危ないんだよ」
「大丈夫だ、七華。俺はお前が殺されても絶対に死なない奴だと信じているから」
「たかくんっ……」
「……ぁー、ななねぇ。今思いっきり隆浩にバカにされてるの自覚してないよね」

とりあえず、俺の部屋の中は安全なようなので、作戦会議だ。
座布団を薦める。由紀が座る。俺はベッドに腰掛ける。そして俺に跨る七華。

「あははっ。朝からたかくん元気だねって、わ、わわっ、何を――ひぁぁぁぁぁっ」

無言のまま、七華の襟首を掴んで窓の外に棄てる。

261 :桐莉兄 :2007/09/29(土) 19:22:04 ID:R43fTJox0

「さて、俺が取るべき行動は何か」
「1.強行突破 2.安全な策を考える 3.桐莉が飽きるまで篭城。隆浩が学校休む気が無いなら、外に出ないといけないよね」
「真面目に通学してても、どうせサザエさんループで留年確定の身だからな。幸い此処には非常食も蓄えられている事だし」
「おでん缶とラーメン缶かよ」
「水もある。一週間はHIKIKOMORI生活をエンジョイ出来るぜ」
「でも、トイレはどうするのさ?」
「アッ――」

駄目だ、何とかして此処を脱出しなければ大惨事になる。
だがどうやって抜け出るべきか。

「下に居る七華に頼んで脚立を立て掛けて貰って、窓から出る作戦はどうだ?」
「一番単純で手っ取り早い方法だと思うよ」
「よしっ。おーい、七華ーーー」

ちゅどっごぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーーーーーん……………。

俺が声を掛けたのと、七華が煙を噴きながら空中高く飛ばされたのが同時だった。

「地雷を踏んだらサヨナラだよもぉぉぉぉーーんっ……」
「七華ぁぁぁぁぁぁーーーーーー、死ぬ前に脚立をプリィィィズ!!!」
「お前、仕舞いに刺されるぞ……」

流石の七華も練乳ごと吹っ飛ばされては助かるまい。
ギャグキャラ特性で復活するか、次回の巻き戻しリセットまでそのままか。
どちらにしろ、七華の助力は期待出来なくなった。

「庭一面の地雷原、これを突破するのは難しいぞ」
「アニッキィフィンガーズでジッパー付けて、壁を擦り抜けて安全なルートを進むのは?」
「お前マジ頭いいな。よしっ……アニッキィ・フィンガァァァァズ!アニアニアニアニアニアニアニアニアニアニアニアニアニアニアニアニアニアニーデヴェルチ!!」

262 :桐莉兄 :2007/09/29(土) 19:26:10 ID:R43fTJox0

ぢぃぃぃぃぃぃぃ。

     , -,〜‐‐-‐、
   i ̄/∞〜〜〜ヽ
  / /\、ノイリハ)リ)  入ってるわよ?
  i /ノ~\!i ゚ ヮ゚ノi´
   ~  (ノ∩`∞iリつ
 <>§<_///つつ§<>
     `~`〜〜~

「………どしたの、隆浩?」
「駄目だ。スキマ様が入ってる」

廊下を突っ切るしか無い、か。

「由紀は幽霊だから、物理攻撃はすり抜けられるよな?」
「もしかして、ボクを先に行かせて罠を見切ろうとか考えてるでしょ……」
「レディーファーストだ、レディーファースト」
「言葉の使い方としては原典に忠実だけど、好感度下がるよ」
「死んだらフラグ立ってても意味が無いだろ」
「フラグって言うなーー」

ぶつぶつ言いながらも、先に立って進んでくれる由紀は(便利で都合が)いい奴だと思う。

「まずは、毒矢が飛んで来るんだっけ?」
「こっちに避けてるから、由紀が開けて先を見て来てくれ」
「んじゃ、行って来まーす……」

ぎぃぃぃぃ。しゅかかかかかっ。

「回避っ、楽勝っ――って……」

263 :桐莉兄 :2007/09/29(土) 19:30:38 ID:R43fTJox0

 ::::::::|
 ::::::::|
 ::::::::|ヽ,ry'^i
 ::::::::|´ ⌒`ヽ
 ::::::::|ノノハノ)」 
 ::::::::|i ゚ ヮ゚ノi! …… 
 ::::::::⊂>,)´
 ::::::::|,_,_i,ゝ
 ::::::::|'i,ノ´


::::::::|\/ i
::::::::|´:::::::::ヽ      
::::::::|:::ノノリ::::〉 /[]  ……。
::::::::|!゚ ヮ゚ノリ / []] 
::::::::| i.Hi]つ/  [][] 
::::::::| _|j /  [] []
::::::::|し'ノ

ばたんっ。

「はぁっ、はぁっ、はぁっ。」
「ど、どうした、由紀!何があった!?」
「脇巫女っ、脇巫女が居るっ!成仏させられちゃうから無理っ!!」
「お札アミュレットだとっ!?桐莉め、何て凶悪な罠を仕掛けてやがるんだっ!!」
「だけど、どうするのさ。このままじゃ隆浩、」
「うっ、そう言えばさっきから激しく便意が……」

264 :桐莉兄 :2007/09/29(土) 19:53:53 ID:R43fTJox0

こうなったら仕方が無い。頼れるのはあの人しか居ないっ。

「ヤマモトさーーーんっ!!俺の盾になってくれーーーっっ!!!」
「ちょ、隆浩!ストレート過ぎるだろ、それっ!?」
「……いえ、これが私の務めですからっ。不肖ヤマモト、ぼっちゃまの為に自爆して、トラップを全て粉砕してみせますぞっ!!!」
「頼もしいぜ、何処からか湧いて出て来たヤマモトさん!!盾にしようと思ってたけど、自爆してくれるならそっちの方が楽でいいや!!」
「お前、何処まで鬼畜なんだーーー!!!」

扉を開け、降り注ぐ毒矢の雨を微動だにせず身体で受け止めるヤマモトさん。そして、

「……さらば、ぼっちゃま。燃えろ、我が肉体、我が魂!必殺、ヤマモト・フェニック――――」
      __,、 
      \ii ,- 、 _
     、 ,'´ ‐ `<´_|i
    ´ ((((( ((! i   あ゛?やんのか?
     ハi、ー ゚ハ i |     不死『火の鳥 -鳳翼天翔-』
     〈_i_:`i^>| |<i
     〈`::Y:: ゝ'ヾi<i
      `i_ブヽ.)i)),)

「ぎょあぁぁぁぁ、羽根が燃えてますぞぉぉぉぉーーーー!!!」
 「不滅『フェニックスの尾』『パゼストバイフェニックス』『フェニックス再誕』―――」

265 :桐莉兄 :2007/09/29(土) 19:59:53 ID:R43fTJox0

            ________
            |              |
            |  / ̄ ̄ ヽ,  |
            | /        ', |
            | {0}  /¨`ヽ {0}, !
            |.l   ヽ._.ノ   ', |
            リ   `ー'′   ',|
            |              |
             ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  山本正義、全身火傷にて戦闘不能(リタイヤ)……。

「やっ、ヤマモトさぁぁぁーーーーーーんっっっ!!!」
「これは酷い無駄死に……」
「ちょwwwマジで俺、出られないとかwwww」
「えーいっ、もうこうなったらっ!行くよ、隆浩っ!!」
「行くってマジデスカーーーーーー!!!」

                     x
                      x
        く|   ,..-──-ヘ/i |>
       <>ヽ、 ,'y,..-=== y__」/<>  ))
    ((  <>〈`'γ ノノハノノハノ<>
         .<>ゝノルリ ゚ ヮ゚ノ!|ノ<> 
           <>' ⊂Lyiつリ>
             ,く/_!__」>,
              `ト,ノ~トノ"

「ギャース!よりによって妹様ァーーーーー!!!!」
「コインいっこ入れる!霊刀『虚奈逝』!!!」

266 :桐莉兄 :2007/09/29(土) 20:08:30 ID:R43fTJox0

       _....... _
  .<>i´、(,、,、,、,、,、)<ン£
 <>《  iノ´,メハ)))、) ) ゚
  <>《 (((i.゚ ヮ゚ノ)( , ´  一緒に遊んでくれるのかしら?
   <>'⊂)i,个j.)⊃l     禁忌『レーヴァテイン』!!!
      , ´_´__`ヽ `,      。
      ``i.ラi.ラ´´ v

紅い悪魔の妹様が振るう炎の刃と、白い練乳の妹様が振るう氷の刃が激突し、
激震、烈風、閃光の嵐。

「おらぁぁぁぁ!!氏ね、士ね、市にくされっ、乱れ由紀月華ァァァ!!!」
「禁弾『カタディオプトリック』!!!」
「いっ、家が壊れ―――」











267 :桐莉兄 :2007/09/29(土) 20:11:46 ID:R43fTJox0

::::::::::::::::::::::::......   ........::::::::::::::::::::::::::: ;;;;;;;::::::::::::::::::
           γ ⌒ ⌒ `ヘ
          イ ""  ⌒  ヾ ヾ    ドガァァァァァァァァン.....
        / (   ⌒    ヽ  )ヽ
        (      、 ,     ヾ )
 ................... .......ゞ (.    .  ノ. .ノ .ノ........... ........
 :::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ、、ゝ.....|  |..., , ノソ::::::::::::::.......::::::
  _ _i=n_ ._ [l_ .._....,,. .-ー;''!  i;;;〜−ヽ_ii_i=n_ [l h__
  /==H=ロロ-.γ ,〜ー'''l ! |'''ーヾ  ヾ 「!=FH=ロロ
  ¶:::-幵-冂::( (    |l  |    )  )=HロΠ=_Π
  Π=_Π「Uヾ、 ⌒〜"""''''''⌒〜'"´ ノ;;'':::日lTΠl:::....
 Д日lTl,,..:''''"   ""'''ー-┬ーr--〜''""   :::Д日lT::::
 FH=n.:::::'            |   |         :::FL日l」:::::
 ロΠ=:::::.:.        ノ 从 ゝ        .::田:/==Д::
 口=Π田:::.                   .::::Γ| ‡∩:::::
 Γ| ‡∩Π::....                ...:::Eヨ::日lTlロ::::
 Д日lTlロ_Π::::.......            ...::::::::田:凵Π_=H:::
 =Hロ凵Π=_Πロ=HロΠ:::.................:::::::::::口ロロH「l.FFl

268 :桐莉兄 :2007/09/29(土) 20:15:06 ID:R43fTJox0

「………家が、吹っ飛んだ」
「だーいじょーぶだって。罠も吹っ飛んだしさ、外に出られたからいいじゃん。隆浩の家は後でななねぇのC・だよもんドで修理して貰お?」
「その七華は何処に居るんだよ……」
「とりあえずさ、便意が限界なんでしょ。トイレはぎりぎり原型を保ってるから、用足しちゃえば?」

言って、瓦礫の中に埋まっているであろう七華を捜しに行く由紀。
俺はどうにもこうにも便意を抑え切れず、結局、由紀の薦めに従って崩壊を免れたトイレの便座に跨るのだった。

「はぁー。何とか間に合った……」

どががががががががががががががが。

「――うるさいなぁ。何の音だよ……」
『七華聖典・カルヴァリオ・デスピアーーーーーーー!!!!!!』

ぷすっ★

     /\___/ヽ
   / -‐'  'ー-  \
  . | (●),(、_,)、(●) ::| (便器を打ち破って練乳浣腸だとっ!?
  |    /,.ー-‐、i  :::::|   これが、最後の、罠っ……!?)
  |    //⌒ヽヽ  .::|
  |    ヽー-‐ノ  :::::|
   \    ̄   ...::/
   /`ー‐--‐‐―´\

「ふぅ、やっと出られたよ……って、たかくんっ!?」

269 :桐莉兄@キリ :2007/09/29(土) 20:19:24 ID:R43fTJox0

  /\___/\
/        ::\
|           :|
|   ノ   ヽ、   :|
| (●), 、 (●)、.:::|
\ ,,ノ(、_, )ヽ、,, ::/
/`ー `ニニ´一''´ \

  /\___/\
/        ::\
|  ─   ─   |
| (●), 、 (●)、 |
|  ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
\   r‐=‐、  .:::/
/`ー `ニニ´一''´ \

  /\___/\
/ ⌒   ⌒ ::\
| (●), 、 (●)、 ::|
|  ,,ノ(、_, )ヽ、,   :::|
|   ト‐=‐ァ'   .:::|
\  `ニニ´  .::/
/`ー‐--‐‐一''´\


ぶびっ、びぶびびゅちゅぶびゅ、ぶばばっばばばば、ぶびーーーーーっ。

「ぎゃーーーーーーーっ、黄色い練乳い゛や゛ぁ゛ああぁあぁぁあーーーーーーーーーーーーーーっっっっっ!!!!!」

270 :名無しさん@初回限定 :2007/09/29(土) 20:22:02 ID:Wvsigc5i0

つ【 支援 】

271 :名無しさん@初回限定 :2007/09/29(土) 21:31:46 ID:4BYLZ91I0

黄色い練乳wwwwwwwww

272 :名無しさん@初回限定 :2007/10/02(火) 01:18:40 ID:Bis01WjN0

特殊設定が多そうでワケワカ、新参者にはツライっす

273 :名無しさん@初回限定 :2007/10/02(火) 16:02:29 ID:Xfxpp2qU0

朝起きたら、妹が男と話をしていた。

274 :名無しさん@初回限定 :2007/10/02(火) 22:20:39 ID:tD+WuWG7O

>>272さんへ
桐莉兄さんが、新規さんの為に>>109から、かいつまんで説明してくれてるよ。
できれば一話から読んで欲しいけど…
笑いあり涙ありの盛り沢山だよ。

携帯からゴメンなさい。
今は携帯しかないけど、初期からこのスレチェックしてます。

275 :桐莉兄 :2007/10/03(水) 10:44:58 ID:7WfyPCZz0

「兄ちゃん、兄ちゃん、目ぇ瞑れぇ〜?」
「ん?ああ……」
「………ん。これ、兄ちゃんにやるから、ずっと身に付けてろぉ〜?」

朝起きたら、妹にプレゼントを手渡された。

「なんだ?これ……」
「しっぽ焼き♪しっぽ焼き♪」
「七宝焼きだろ。どうしてまた突然指輪なんかくれる気になったんだ?」
「気に入って小遣い叩いて買ったものの、径が大き過ぎて、桐莉には装備出来なかったのス…orz」
「指に填めたら呪われたりしないだろうな?」
「しないのス。指輪は戦士の嗜みとか言っときながら、装備した途端に指輪なんぞ付けたりして恥ずかしい奴だなとか言ったりもしないのス」
「ローザミスティカも護らないぞ?」
「護らなくていいから、今日の放課後にでも金欠の桐莉にギョーザミスティカ奢れぇ?」
「おk、把握した。とりあえず右手の中指にでも填めとくか……」

隆浩は七宝焼きの指輪を装備した。魅力が1アップ。

「(なかなかにシブくていい感じだ……)」

………
……
…………

276 :桐莉兄 :2007/10/03(水) 10:47:41 ID:7WfyPCZz0

桐莉が作ってくれた朝食を摂って、一路学校へと向かう。
今朝は生徒会の業務で七華が先に行ってるので、俺と桐莉の二人だけだ。

「またっあし〜たあ〜うときぃ〜笑いなが〜らサ〜ミングぅ〜♪」

妹、やけにハイテンションでごきげんモード。
時折こちらをチラッと見ては、にへらぁっと締りの無い笑顔を向けてくれる。
どうでもいいが、笑いながら目潰し(サミング)は流石にどうかと思うぞ。

「最近、少し肌寒くなって来たな」
「昼間はまだ暑いっスけどね〜」

すすすすす……ぴたっ。
擦り寄って来て、腕組み、手繋ぎ。

「桐莉が兄ちゃんの手ぇ、あっためる〜」
「よし、じゃあ俺が桐莉の手を温めてやろう」

二人きりでいちゃつきながら登校するのも久しぶりだ。
たまにはこういうのも悪くない。
あ、其処の通りすがりの近所の奥さん、退かないで。
俺ら、ちょっと過剰に仲が良過ぎるだけの普通の兄妹ですからっ。

「そうこうしているうちに学校に着いたのス」
「んじゃ、また放課後な。揚げ餃子が美味い店を見付けたから、其処に連れてってやろう」
「んん〜ぅっ、兄ちゃん大好きだぁ〜っ」

277 :桐莉兄 :2007/10/03(水) 10:51:40 ID:7WfyPCZz0

桐莉と別れて時計を見る。
遅刻常習組の俺らにしては珍しく、始業までまだ結構時間に余裕があった。
それでも、あたふたと走り回ってる奴も居る訳だが。

どどどどどどどどどどどどどどどどどどどっ。

「ウッス!!」
「あ、ああ……柔道部最強タッグで有名な……」
「部長の凪砂郁ッス!」「副部長の猪狩真治ッス!」
「はぁ。……で、俺に何か?」
「突然だが、俺たちと」「や・ら・な・い・か?」

がしっ。

左右から両肩を極められて、ずーるずーると柔道部の部室の方に引き摺られて行く俺。
ってちょwwwwwおケツの貞操が危険で危ない予感テラヤバスwwwwwww

「な、何なんですかっ!何で俺っ、屈強なガチホモ柔道部員にレイプされそうになってるんですかっ!?」
「何も言わなくてもいいっ!俺達には君の気持ちが良ぉく分かっているからっ!」「辛かったよねっ!世間はマイノリティな性癖に無理解だよねっ!でも君は此処に居てもいいんだっ!」「おめでとう!」「おめでとう!」「おめでとう!」
「いやあぁぁあぁあぁああなんで朝っぱらから柔道部員が勢揃いしてんだよぉおぉぉおぉ!!!」
「体育マットを敷こう。なっ?」
「たっ、助けてっ、マネージャーさぁぁぁーーーーんっっ!!って、彩菜ちゃん、カメラ構えて撮影する気満々だよっ!おまけに一眼レフ!写真部が使ってそうなオリンパス製の高そうなやつ!何でアンタ、そんなにキラキラ輝いてますかァァァァーーーーー!!!」
「ホモが嫌いな女子なんて居ません!!!」
「さあ、尻を出せ!」「部長、オロナイン持って来ました!」「フリスクも準備OKです!」「強姦ホァッ!貫通式ホァァーーーッッ!!」
「ぎゃぁぁぁス!尻の穴に指入れないでくださぁぁぁぁいいっっっ!!」

278 :桐莉兄 :2007/10/03(水) 11:19:12 ID:7WfyPCZz0

どっごぉぉぉぉおーーーーーーーん!!!

突如、轟音を発てて崩れ落ちる柔道部室の壁、巻き添え喰って瓦礫の下敷きになる屈強なガチホモ達。
この閃光、七華守護神!!

「この世に悪が蔓延る限り、正義は決して報われない!生徒会長大島七華、たかくんの危機に只今参上っ☆」
「なっ、七華ぁぁぁぁ(T∀T)」
「はぅぅ〜、たかくんのオットセイ可愛いよ、おっもちかえりぃ〜〜っ!!!」

下半身剥き出しのまま七華に持ち去られる俺。呆然と取り残される柔道部員達。
多分、修理代は部費持ちだろう。

「ぜ、全滅〜っ!?じゅ、十二人の柔道部員が三秒も経たずにかっ!!」
「部長、相手が悪いッスよ!あれは『伊紀高の白い悪魔』ッス!!」

………
……
…………

「大丈夫、たかくん?」
「うぅぅ、まだ尻の穴に違和感が残ってる……」
「ごめんね、たかくん。性的な意味で消毒してあげたいけど、私まだ始業前に生徒会の仕事が残ってるんだよ」
「いや、俺の菊門バージンが助かっただけでも御の字だ(T∀T)」
「まったく、柔道部は何時も碌な事しないんだよもんっ。たかくんのアナルは私の練乳浣腸専用なんだよっ、プンスカ!ヽ(#`Д´)ノ 」
「いや、それもヒロインの一人としてどうかと思うんだが……」
「私のたかくんに手を出すなんて許せないよ!生徒会長権限でバッチリ仕返ししてやるもんっ。柔道着の背中に永森乳業のチューブ練乳の広告を貼り付けちゃうよっ!」
「あ、ああ……。それにしても、何故俺は突然屈強なガチホモに襲われる破目に陥ったんだろう?」

279 :桐莉兄 :2007/10/03(水) 11:48:37 ID:7WfyPCZz0

昨日までは普通に接して来ていた柔道部員が、ある日を境に豹変するような理由。
……オヤシロ様の祟り?

「あああーーーーっ、たかくんっ、それだよっ、それっ!!」
「え?この指輪?」

考え込みながら無意識に、指に填めてた七宝焼きの指輪をクルクル回していた。

「今朝、桐莉に貰ったんだけど、これがどうかしたのか?」
「『右手の中指』は『おホモだち募集中』って意味なんだよっ!」
「なっ、なにぃぃぃーーーーー!!!!!」

慌てて指輪を抜き取って、右の薬指に付け替える。

「そんな恐ろしい意味があったなんて、知らなかったぞ!」
「うちの高校のローカルルールで、指輪を填める指には其々に意味が割り振られてるんだよ」
「他の指にはどんな意味があるんだ?」
「私も全部知ってる訳じゃないけど、『左手の人差し指』が確か……『誰か僕の童貞を貰って下さい』……だったかな?」

部室棟を出た辺りで七華と別れる。

「それじゃ、私は仕事に戻るよ」
「ああ、また後で教室でな」

柔道部室での騒ぎのせいで三十分ばかり無駄にしてしまった。
始業までまだ少し時間が残っていたが、色々と疲れたので真っ直ぐに教室へと向かう。
三年B組の教室には、既にクラスメートが半分くらい登校して来て居た。

「よぉ、おはよー」

280 :桐莉兄 :2007/10/03(水) 11:50:42 ID:7WfyPCZz0

引き戸を開けて教室に入るや否や、

「きゃぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーっっっ!!!!!」

女子の歓声。

「九曜くんってばそうだったんだぁーっ!!」
「何が?」

声を掛けて来た川崎こよりに聞いてみるが、

「うんうん、何も言わなくてもいいんだよォ。それじゃあ早速、行ってみようかぁー♪」
「おい、こらっ、何処に連れて行くつもりだっ!?」
「九曜って女顔だしぃ、結構似合うんじゃないかなぁ〜」
「恥ずかしがらなくてもいいよぉ。あたしらそゆのめがっさ好きだしぃ〜」
「てちょ、こらっ、女子更衣室ぅぅーー!?」

そのまま、女子達に引き摺られて更衣室に連れ込まれてしまう。

「な、何なんですかっ!何で俺っ、魅惑の秘密の花園に連れ込まれたりしてるんですかっ!?」
「んっふっふっふー。此処は女子トイレに並ぶ禁断の地。どんなやんちゃな男子も一歩足を踏み入れた途端に無力化する女子だけの聖域!!」
「九曜くん、大声出されたくなければ大人しくしなさいっ」
「ねーねー、美和ちゃーん。あたしの予備でサイズ合うかなぁー?」
「さ、それじゃあ……脱ごっか☆」

にんまり腹黒い笑顔全開で、事も無げに川崎が言った。

「ぬ、ぬぬぬぬっ、脱げっておまっ、」
「もーぅっ、脱がなきゃ出来ないでしょぉー?」

281 :桐莉兄 :2007/10/03(水) 11:58:48 ID:7WfyPCZz0

『「左手の人差し指」が確か……「誰か僕の童貞を貰って下さい」……だったかな?』
さっき七華が言ってた事を思い出した。
ってことは…もしかして、『右手の薬指』は『大勢の女子に性的な意味で襲われたい』とか!?

「うはwwwwwwwktkrwwwwww脱ぐっ、脱ぎますっ、ふーじっこちゅわぁぁぁんっっっ!!!!!1111111」

隆浩は男子制服を脱ぎ捨てた。防御力が2下がった。

「ハァハァハァハァハァハァかかか川崎はぬぬ脱がないのっ?」
「はぁ?脱ぐのは九曜くんだけだけど?」
「着衣プレイどんと来ーーーい!!って、あの、何をしてらっしゃるのでしょうか?」
「だから、あんたの好きな着衣プレイでしょ」
「いや、これは着衣プレイと言うか、着せ替えでは……ちょwwwwwww」

隆浩は女子ブレザーを装備させられた。防御力が2上がった。

「あはっ、やっぱ九曜似合うーーー」「やーんっ、可愛いーーっ☆」「髪型どうする?ウィッグ付けてポニーテール?」「あたしのリボン貸したげる〜♪」
「えっと……その、えっちな遊びじゃなくて?」
「『女装大好き』でしょ?いやぁー、九曜くんにこんな趣味があったなんてねぇ〜」「これから休み時間の度に弄り回して遊んであげるからねー」
「ちょ、誤解だっ!俺っ、女装趣味とか無いからっ!!」
「さあっ、次はお約束のメイド服、行ってみようかぁーっ♪」「「「「「おーうっ!!!」」」」」
「ひぃぃぃーーーーーっ、ブルマとスク水は勘弁してくださぁぁぁああーーーーいいっっっ!!!!!」

どがっしゃぁあぁんっ、ばりんばりんばりぃんっ!!!

突如、勝手に割れて砕ける女子更衣室の窓硝子、悲鳴を挙げて飛び退く女子生徒達。
これは、ポルターガイスト現象かっ!?

282 :桐莉兄 :2007/10/03(水) 12:07:16 ID:7WfyPCZz0

「隆浩で着せ替えごっこして遊ぶなんて、なんてうらやま…いや、いやらしいやつらめっ。ボクにもやらせ…いや、やめさせに来たっ!!」
「大島さん、タイが曲がっていてよ?」
「ぐはぁっ、ボクの理想のおねぇさまぁぁぁぁーーーーー!!!」

女子ブレザーのまま由紀に持ち去られる俺。呆然と取り残される女子生徒達。
やがて、背後から姦しい悲鳴が聞こえて来る。

「今の何っ!?幽霊っ!?」「九曜くんが浚われたわっ!」「大変っ、取り返さなきゃ!!」
「でも、相手が悪いわよ!あれは『伊紀高の七番目の怪談』よっ!!」

………
……
…………

「おねぇさまぁぁぁぁぁぁーーーーー!!!妹(ボク)はおねぇさま(隆浩)に恋してるーーーーー!!!」
「ええいっ、抱き付くなっ!」
「恋する妹は切なくておねぇさまを思うとすぐ暴走(ハァハァ)しちゃうのーーーーー!!!」
「暴走し過ぎだーーー!!」

ずびしっ。

斜め四十五度の角度で手刀を叩き込むと、電波の入り具合が変わったのかハッと我に返る由紀。

「危なかったな、隆浩」
「ああ、色んな意味で危なかったぜ、お前とか」
「ななねぇに頼まれて監視してたけど、正解だったね」
「小学校に行かなくてもいいのか?」
「ななねぇと勉強して高一程度の学力身に付けたから、今月から桐莉のクラスに通う事にしたんだ」
「おまっ、天才か!?」
「会計補佐として生徒会にも入った」

283 :桐莉兄 :2007/10/03(水) 12:12:57 ID:7WfyPCZz0

確かに、制服の襟の所に校章と並んで生徒会のバッジが付いている。
小四の幽霊に会計任せる生徒会って……。

「ななねぇに言われて柔道部の部費を九割カットしたんだけど、何かあったのかな」
「七華テラ容赦ナスwwwww」
「ってか隆浩、女子の制服似合い過ぎだろ」
「ああ、そうだ。俺の制服を取り返さないと……」
「ボクが取って来てやるから、其処の空き教室にでも隠れてろよ」

由紀の厚意に甘える事にする。
指輪も左手の中指に移しておこう。
そして待つ事五分くらいか。

がららららっ。

「由紀?……げっ、お前かよっ!?」
「む?今は授業中の筈だが……」

教室に入って来たのは紫藤院……えーと、富貴(長男)か康煕(次男)か宿星(三男)。
学費をケチって三人一役やっているから、一人が授業を受けている間、残りの二人は何処かで適当に時間潰してサボってるって言ってたな。
よりによってこいつに女装姿を見られるとは、屈辱だ。

「――ふっ」
「何だよ、そんなにおかしいかよ。ああ、いいさ。笑えよっ……」
「いいや、俺は笑ったりはしない」

真剣な熱い眼差しで俺をじっと見詰める紫藤院に本能的な危険を感じる危険が危な危険危険危険Warning!!Warning!!直ちにこの教室から退避して下さいっ!

284 :桐莉兄 :2007/10/03(水) 12:24:46 ID:7WfyPCZz0

「俺はお前の想いを真剣に受け止める!!」
「また指輪かァァァァ!!!!(泣)」
「左手のォォォ中指はァァァァ、私の処女を貰って下さァァァいィィ!!!」

股間をばっきばきに腫らしながら吶喊して来る紫藤院を紙一重で回避し、慌ててポニーテールのウィッグを投げ捨てる。

「落ち着けっ、紫藤院!!俺だっ、九曜隆浩だっ!!」
「く…よう………?」
「そうだっ、これは只の誤解なんだっ!」
「お前……貴様は、九曜隆浩……っ、」

ぶわっ、と。 血涙を垂れ流しながら、紫藤院の闘気が膨れ上がった。

「おのれ…おのれっ、九曜ォォォォォっ!この俺の純情を弄びおってェェェェーーーー!!!」
「戦闘力195000、200000、205000、まだ上昇するのかっ!?」
「こんなに苦しく、哀しいのなら、愛など要らぬ……」

こ、これが期待を打ち砕かれた童帝の怒りかッ!
俺はっ、とんでもない物に触れてしまったァァァーーーっっ!!

「貴様などっ、鮮血エンドにしてくれるわァァァーーーーー!!!!!!!」

紫藤院の拳が俺の腹に減り込み、背後の壁を打ち破って、授業中の三年E組の教室の中まで吹き飛ばされる。

「立てェ、九曜ォーーッッ!俺の怒りはまだまだ収まらんぞォォォーーーーー!!!」

285 :桐莉兄 :2007/10/03(水) 12:29:48 ID:7WfyPCZz0

「きっ、君達っ、今は授業中ですよっ!?」
「先生は黙っていて下さいッ!これは風紀委員としての綱紀粛正ですッ!自分はあのナヨナヨした女装趣味の軟弱男を修正せねばならんのですッ!」
「てめぇ、いきなりチンポいきり立たせて襲って来ておいて其の言い分は無いだろ!不純同性交遊じゃないのかよっ!?」
「すげぇ、壁に穴ぁ開いてるぜ!」「あのお堅い風紀委員長が女装趣味の男子生徒を襲ったって?」「ホモが嫌いな女子なんて居ません!!!」

ざわっ、ざわざわっ。

「これで終わりだ、九曜ォォォ!童帝十字拳ッッッ!!!」
「ウボァァァァァァァーーーーー!!!」

どががっががががっががががががががぎゅぃぃぃーーーーーーーんっっっ!!!

突如、足元の床を突き破り、紫藤院の攻撃を遮るように礫片を撒き散らしながら跳び上がって来る一つの影。
これはっ、たけのこドリルかっ!?

「兄ちゃぁぁぁーーーーーんっっっ!桐莉が助けに来たぁーーーーーっっ!!」
「お前、授業抜けて来たのか」
「出たぁ!『伊紀高の暴れん坊シスター』だぁっ!」「血の雨が降るぞ!みんな、廊下に避難しろっ!」
「ぬぅんっ、だが童帝は退かぬッ!媚びぬッ!省みぬッ!」

教室から退避しようと押し寄せる生徒の波を押し分けて殴り掛かって来る紫藤院。

「髪の毛一本たりともこの世に残さんのス!妹斗玉金分断脚!!」
「童帝の肉体に妹斗神拳は通じん!奥義・童帝天翔十字鳳!!」

其処に窓硝子をぶち割って飛び込んで来る七華と由紀。

286 :桐莉兄 :2007/10/03(水) 12:35:58 ID:7WfyPCZz0

「加勢するよ、桐莉ちゃんっ!武神流・七華裂光拳!!」
「妹は一人じゃないぞっ!妹斗友情猛翔破!!」
「集団リンチかよ!?ずるいぞ、貴様らァァァーーーー」
「紫藤院君は知らなかったのかな?愛とか友情とか社会正義って名前で呼べば、数の暴力は正当化されるんだよ?」
「おらおらおらぁっ、お前はもう死んでいるっ!」
「兄ちゃんっ、トドメだーっ!!」
「スレの皆!俺にちょっとだけ兄気を分けてくれ!!」
「九曜っ!貴様はこんな卑怯な勝ち方をしても嬉しくないよなっ!?こんな惨めな俺にトドメを刺したりなんて出来ない筈だっ!!」
「空気嫁(はぁと)」「空気嫁(はぁと)」「空気嫁(はぁと)」
「兄・気・玉ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」














287 :桐莉兄 :2007/10/03(水) 12:44:56 ID:7WfyPCZz0

      ,,、ノ"  "//:::::::ゝ,、-'r"彡<ー'''"=
    )ヽ"  ,rr'"/''""///シ::: 彡ヽ`ヽ)三:::
   、i"((::::、| i|"  -、、ヽ":::::"   "リ ソ 三::  アッ―――!!!
  ノ'":::::::::ヽ、,,, レii"ヽヽ i::::: ::::  / "、, ミミ=
 ,〈ツ:、、 、ミシ" ::::::::::::|リ/:::::::::::::::",,,、-'"))ツ ヽ
 ヽ ミミツi""    :::::::リ|:::" ,、-''"..- ''""::''彡  ''-
  t 'ミ |iii  ,,:::::::::O::: :tー'"::::;;彡、-ー''ーz彡   ,r"~''"7='<ヽヽ
  ミニキ'tt、,   りt t,,,;;~/:/" (;;゚;ム-''""" :::::::::|!!||i z/ヽヽt~'i
   i/''キ ,、,,,,、-'",,、,ヽ ":::::''''" ーー、 "i:::::::::::::::::|iiリ|i,/r ":リ ) ヽ
   ゝ1 iミ::::;彳ゝ),r'"|,,     ::::::::::ヽ }::::''' ::::::::'从ii"-ー"/t tリ
    ヽ'ミミ:ii,,r`" ノ〈 _,,,,,,,  、"" :::::',i     ヽ't、,,,ノ|i  ヽ ヽ
     `tiiヽ" '-、(  'ヽ、 ー, -'     ',       |::::::::::i|ツ  i、
      ヽヽ  ヽi  ~'`"イ      ',      i:::::::::`'t,,,,i,, ))
       `''t  ',    ::ii::;;、====z=、',.     i:::::::::   'ー"ヽ
         ヽ  ',  ::r、~,、-'''"ii~ii、}}ii U    j:::::::::    it  ヽ
          ヽ '、  tii|i、ii,、-ーーii}} iii、    /::::::::::::::    ii|
           ヽ ヽ,  iiii ;;;''"~~~:::: |ii iii  /:::::::::::::::::::    ii|i
            ヽ, ヽ ii;; ;;;;;;:::  :: ii} }"/::::::::: :::::::::::::''     ii|i
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              ヽヽ,ヽ、,、-ーーー'":::::::::::'' 、,iii、::::::::::::::'"  :::::::
               ヽ::'''":::::::::::::::::::::::::::   "ii、::::::::::::::  :::::::::

288 :桐莉兄 :2007/10/03(水) 12:52:55 ID:7WfyPCZz0

                | |  ,..._
          ,.r-、 ,ry | |  ヒ;;;::}
      ィt:、 ,:'::::// '''´ | |  ,、.、  ,..,..._
      {:::}::}/::::r'ノィー::、 | |  ヾ、゙、//::::jr;::、
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     ー'’._ ,r'う {::jj ,.、、 _,...::::::''ヽ  ,.,´  {{::::::::ヽ.
    ,;'"'" ̄ヾ´,.., r::';;〃l'l::::;;:::::::f'_ ヾ'〃) `ヾ::::::/
   〈::::::::/ノ ヾ,jヽ='. ,,ヽへ-(ヾ::゙、 ゞ',.,.、 //::::/
    ヾ:::::゙、゙、 {{) {:::jj' ",,,,、 c;、ヽ='  ゙、::゙;ヾヾ/_
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     ゙ー' /:::::;}}`",.,rt:、゙´ //::::/ ゙ー',.r::::、  _`'’
     r:::、、ヾ-''n.く:::;:::゙、゙、 ヾー' { ̄:::::ノ!,ィ'r':::|
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TTTTTTTTTTTTTT:::;' :|l'| ̄ ̄「「「ニ|ニf(二二..))\ `゙、===

    「哀しい男よ、誰にも愛されぬ故に……」
        「愛欲深き故に傷付いた男なのス……」

289 :桐莉兄 :2007/10/03(水) 12:58:06 ID:7WfyPCZz0

………
……
…………

じゅぁぁぁぁぁぁぁぁ。

「タンタンメンにホイコーロー、チンジャオロース、激辛マーボ、カニチャーハン二つ上がりー!」
「注文入りましたー!」

桐莉と七華と由紀を連れて、約束をして居た餃子の美味い店にやって来た。
中華鍋の中で餃子が揚る音。
厨房から、食欲をそそるいい香りが漂って来る。

「……停学喰らっちゃったね、隆浩達」
「校舎が半壊したからな。停学で済んだのが不思議な位だ」
「はぅぅ。お父さんとお母さんに怒られるかな?かな?」
「大丈夫なのス。どうせ桐莉達、サザエさん現象で進学出来ない身っスよ」
「だな。二週間の臨時休暇を貰ったと前向きに考える事にしよう」
「どうせ次回になれば何事も無かったかのように学校も直ってるのス」

程好く揚った餃子を頬張りながら、桐莉と二人で気楽に答える。
七華はギャグキャラの癖に、たまに思い詰めるから困る。

「それにしても兄ちゃん、何で厄介ごとに巻き込まれた時に指輪外さなかったんスか?」

思い出したかのように呆れながら、妹が聞いた。

290 :桐莉兄 :2007/10/03(水) 13:02:29 ID:7WfyPCZz0

「お前が『ずっと身に付けてろ』って言ったんだろ」
「あの後、私調べてみたんだよ。右の親指が『喧嘩上等掛かって来いや』で、右の人差し指が『僕、覗きの常習犯なんです』で、右の小指が……」
「うっわ、酷いなー。まともなの一つも無いじゃないのさ」
「元々これ、生徒の装飾品を取り締まる為に風紀委員会が流布したローカルルールらしいよ」
「外しちゃえよ、隆浩」
「いや、右手の親指にでも付けとく」

喧嘩上等。
元より道ならぬ妹との恋だ。
例え世界中が敵に回っても、邪魔する奴は皆纏めて指先一つでダウンなんだぜ?

「はぁーぁ、兄ちゃんはほんっっっと、アホなのス……」

にへらぁっと緩みそうなのを我慢してるのが丸判りの表情で、眉を寄せて肩を竦めて呆れたジェスチャーをしながら、妹が俺の左の薬指に指輪を填め直した。

「ななねぇ、左の薬指って何だっけ?」
「えっと、確か……」
「風紀のローカルルールなんかに付き合う必要なんて無いじゃないスか」

とんでもなく自分の欲求に正直で、地球上の誰よりも自由な目線で俺の目を覗き込みながら、妹が笑った。
だから、俺も妹を抱き締めて、真っ直ぐな気持ちをぶつけるんだ。

「そうだな、誰かが勝手に作ったルールなんて、俺らの知ったこっちゃねーっての」

それは例えば、兄と妹は結婚出来ないとか、そんな感じのくだらないルール。

「うぃス!知ったこっちゃねーのスーー!!」
「好きなもんは好きって言って何が悪いーー!!」
「はわわわわわっ、たっ、たかくんっ!私もこれっ!!」

291 :桐莉兄 :2007/10/03(水) 13:10:12 ID:7WfyPCZz0

横から慌てて七華が割って入って来て、髪留めにしていたゴム紐を俺の左の薬指に巻き付ける。

「ぬぁっ、七華姉ちゃん空気嫁ぇ〜っ!!」
「うぅーっ、桐莉ちゃんだけずるいよっ!私だってたかくんと結婚したいもんっ!!」
「由紀は?」
「……へ?ぼ、ぼぼぼ、ボク?」

一人もしゃもしゃ揚げ餃子を食べ続けて居た由紀が、話を振られて慌ててわたわたとテーブルの上を探し回る。

「んじゃ、はいコレ……」
「って、イカリングかよ!!」
「だ、だってっ、手元に其れしか見当たらなかったんだからしょうがないじゃないっ!!」
「ぬぁーんっ、兄ちゃぁんっ!桐莉の指輪以外は今すぐ外せぇーっ!」
「たかくんっ、選んで!重婚は犯罪だよっ!!」
「誰かが勝手に作ったルールなんて、俺の知ったこっちゃねーっての」

それは例えば、妹と幼馴染と其の妹と三人とも嫁に貰っちゃいけないとか、そんな感じのくだらないルール。

「いいじゃん、ハーレムエンドで……」
「たかくんっ!」「兄ちゃんっ!!」「バカ浩死ね!!!」

ごしゃっ、ざくっ、ぐしゃっ、ばきっ、めきょっ、ぼこっ、どがっ、ずばごーんっ、ばしばしっ、ぎゅぃぃぃぃんっ、ギャァァァァーーーーー。

292 :桐莉兄@キリ :2007/10/03(水) 13:15:12 ID:7WfyPCZz0











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            _
        ノ |_   ll__l---||_       Nice boat.
      rj「l__`ー'  ヽlーj  L---┐
      |―┴┴―`ーrュ-‐< ̄.ィj .__jl
      | i """ _..,,rr=''´ l
      l ̄ ̄ ̄ ̄/7-‐'´     /
   f  jL-、 _-‐'      -‐´~~
   ヽ |  ̄  _j_ -‐'~´~~
     `ー〜´~~~~

───────────────────────────

293 :桐莉兄 :2007/10/03(水) 14:15:27 ID:7WfyPCZz0

Cast
九曜隆浩(くよう・たかひろ)…三年B組。兄貴。ギャルゲ的主人公。誠死ね。
九曜桐莉(くよう・きりり)…一年C組。実妹。電波。おバカさぁん。ブラコン。隠れ病弱属性。
大島七華(おおしま・ななか)…三年B組。幼馴染・姉。練乳中毒。シスコン。だよもん星人。かぁいいモード。
大島由紀(おおしま・ゆき)…一年C組。幼馴染・妹。幽霊。シスコンでファザコン。
凪砂郁(なぎさ・かほる)…三年E組。柔道部部長。ガチホモ。
猪狩真治(いかり・しんぢ)…三年E組。柔道部副部長。ガチホモ。
彩菜美麗(あやな・みれい)…三年E組。柔道部マネージャー。腐女子。
川崎こより(かわさき・こより)…三年B組。七華の親友。
紫藤院富貴(しどういん・ふうき)…三年A組。三つ子長男。ライバル。風紀委員長。三人一役。
紫藤院康煕(しどういん・こうき)…三年A組。三つ子次男。上に同じ。
紫藤院宿星(しどういん・しゅくせい)…三年A組。三つ子三男。上に同じ。

Skill
七華守護神…七華の必殺技。音声入力式精神波変換増幅装置『ドミ狩るステッキ』から放たれる指向性の破壊光線。七華の父親が地球防衛軍の大佐なので、悪い奴らに狙われがちな娘を守る為に、天才科学者の母親七仔・イアハート・大島が作成して与えた物。
童帝十字拳…童帝サウザーの必殺技。
妹斗玉金分断脚…妹斗神拳の技。左右の玉を分断するように力いっぱい蹴り上げて男性機能をひでぶさせる。
童帝天翔十字鳳…童帝サウザーの必殺技。
七華裂光拳…武神流奥義。練乳の過剰摂取により暴走する回復力を闘気に乗せて叩き込んで敵を自壊に導く。
妹斗友情猛翔破…妹斗神拳の技。友情と言う名のフルボッコリンチを繰り出す。
兄気玉…隆浩の最終奥義。朝芋スレの住民の兄気を借りて巨大な気弾を作り出し相手にぶつける。破壊力はディアボリックデスバーストと同じくらいはあるらしい。

294 :桐莉兄 :2007/10/03(水) 14:18:02 ID:7WfyPCZz0

Word
七宝焼き…桐莉が好きな光り物。
生徒会…会長、七華。会計補佐、由紀。学園のほぼ全権を握る学生による自治組織。
七華親衛隊…生徒会の常備軍ではなく、七華の私兵である。学園の男子生徒の半数が所属。武装は恐らく地球防衛軍が横流ししたと思われる。得意な陣形はインペリアルクロス。
伊紀高…市立(いちりつ)伊原(いもと)紀陽台(きようだい)高等学校。
白い悪魔…七華に練乳浣腸された者が付けた二つ名らしい。
永森乳業…七華が愛飲しているチューブ練乳を作っている会社。
七番目の怪談…由紀が転入して来て、実態不明だった七不思議の七番目に由紀の目撃談が加わったらしい。
たけのこドリル…着脱自在のたけのこ型地底制圧・強襲用掘削ドリルアーム。隆浩と桐莉の母ちゃん、九曜霧佳(くよう・きりか)が作った。
妹斗神拳…戦場で兄と共に敵と戦う為に妹が編み出した、大陸伝来の一子相伝の暗殺拳。
サザエさん現象…基本的にループしたり巻き戻ったりするし、ギャグなので死んでも死なない世界観。

295 :名無しさん@初回限定 :2007/10/03(水) 19:22:58 ID:ZexUi4k10

桐莉兄さんGJ!
あいかわらず面白いな。

296 :名無しさん@初回限定 :2007/10/03(水) 20:11:11 ID:fw16Qfnp0

桐莉兄氏のタイムリー度は異常wwwwwww

297 :名無しさん@初回限定 :2007/10/04(木) 19:40:48 ID:1BuedCs/0

朝起きたら妹がnue(EX)をクリアしていた

298 :名無しさん@初回限定 :2007/10/04(木) 23:30:47 ID:upDM4bQt0

桐莉兄氏、いつにも増してGJである。
最近噛ませ犬然としてきた感のある桐莉に、不覚にも
左心室を撫でられたような内的抉り感を覚えたぞ。

しかし、NiceBoatで済まないオチも今まで多かった気もするがな。ヤマモトさんとか。

299 :名無しさん@初回限定 :2007/10/04(木) 23:43:29 ID:tB2hrCzc0

特殊設定とAAに抵抗があって読んでないんだが、結構みんな読んでるんだなぁ
試しに挑戦してみようかな

というかもっと他の人の作品も読んでみたいぜ

300 :名無しさん@初回限定 :2007/10/06(土) 05:05:32 ID:nAElIwet0

スレ初期からの名物ですから、この電波兄妹は
漫画化して欲しいぐらいだ
AAは最近よく使うようになったようだが

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